すべてのおすすめ
机の上に置かれた 
黒い本の中に 
うっすらと、顔がある 

自分の貧しさに震える私と 
遥かな昔に交した約束を 
今も語っている 

蝋燭の火が 
風にふっと、消えた 
暗闇から ....
聴く、という姿勢で 
石の上に腰かけ 
微かに首を傾けながら 
瞳を閉じる少女よ 

冬の冷たい風に襟を立て 
凍える私の前で 
風に耳を澄ます 
銅像の少女よ 

閉じた瞳の裏に ....
君は、手にしたハンマーで 
今迄何度も、壊して来た 
目の前に架かる幸福への橋を 

そこへ詩人がやって来て 
橋の消えた、川の濁流を 
ぶざまな犬掻きで渡り  

向こう岸で、ハンマ ....
老人ホームのお婆ちゃん達の前に 
エプロン姿の僕は立ち 
「花嫁修業です!」と言いながら 
台の上にボールを乗せて 
今日のおやつのお好み焼きの生地を 
でっかい泡立て器を握り 
ぐるぐる ....
石川敬大さんの服部 剛さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不思議な目_- 服部 剛自由詩711-2-2
裸の木_- 服部 剛自由詩711-2-1
虹の橋_- 服部 剛自由詩510-9-25
おやつの時間_- 服部 剛自由詩410-9-5

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する