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私の形をした枠から
ふいに
私が外れ 崩れて落ちた

枠だけが 静かに残った
街角ごとに違う風が吹いている
蜃気楼の街灯をぼうっとひらめかせて
サーカスが来るまでに子供たちはベッドへ
サーカスが来るまでは子供たちもベッドへ

どこからたどり着いたのか知らないが
気が ....
洗濯物がたまった部屋の
どんよりと重たい空気の中で
ぼんやりと外の景色を見ていた

当たらない天気予報ばかり
色んな予定を先送りにしては
何も出来ないまま一日が終わる

降り続く長い雨 ....
世界とは拡散した苦しみである。世界の始まりには、苦しみの結び目がある。あらゆる存在は展開であり、圧搾である。あらゆる事物は苦しんでいる、すべてがあるべきものとなるまで。虚無は痛みで身を震わせている、あ .... 淡い 
藍色の
球形の
液状の
暗い
深海の
二枚貝の
目蓋は

まるで

眠りについた 幼子を
見守る 
母が
御伽噺の 厚い 表紙を そっと 閉じる かのように
 ....
家もない
傘もない
鞄もない

指もない
耳もない
肌もない
声もない

皿もない
袋もない
血もない

温度もない
湿度もない
恐怖もない
歓喜もない
不安もな ....
ビニール傘に積もっていく雪を見ていたら君のことを思い出したんだ

あのとき手を差し伸べることが出来ていたならきっと

二人に違う運命が訪れていたのかも知れないと思いながら今日

つるつると ....
ひっきりなしのメールの山
気の向く相手に返事する
待ち合わせの場所と時間
もいちど確かめ、送信する
 
 
『ケータイが止まっちゃうの、今月ピンチなの』
『バイトの給料日は、まだまだ先だ ....
















・・・・・・


境界には Blue

やわらかに 滲む 蒼 


You can touch ・・・
 ....
ガタガタ・ガタガタ
洗濯の音がする

奴が回している
あてつけか?



外から丸見えに
窓を全部開け放し

洗濯物をいっぱいに
ひらひらと闇夜に干している 


子供 ....
耳の奥で変わらずに響く、あの頃の歌。
身の丈に合わないローンを組んで買ったギター
必死にバイトして、自慢の相棒を抱えては
毎晩のように街に出て歌ってた
耳の奥で変わらずに響く、あの頃の歌。
 ....
くさぐさの名は
ただお前の口元へ
収斂するしもべ

――極彩色の踏み場から
人はなんと多くの夢を見る
曇天にわかに掻き乱れ崩れ落ちる様まるであざなえる縄のごとし
一度濁ればさりとてそれはまた再び来る世の乱れ
踏絵差し出すその腕切り落とす我が刃、微塵に散り果て
来たれども来たれどもこの道指し示す針 ....
結果だったり
不安だったり

もしかしたら
疑う自分にだったり

過去だったり
お告げだったり

ぐしゃぐしゃになる
そして泣き出したり

それでも朝が来れば
光を見なき ....
人というのは辛いときであっても

いつも同じテンションで他人と接しなければならない

いつも変わらず笑っていないと

人は寄って来てはくれない

だから無理して過ごしてはいるけれど ....
 
昨日まで〜
バスケに一途な少年が…

練習中に不慮のことで亡くなりました。

今年の4月から…
高校3年になり〜
間違いなくバスケで
活躍する少年です。

あまりに突然です。 ....
世界の終わりが

すべての始まりだった

そうだろ?ベイビー
おじいちゃんが、死んだ

おばあちゃんが、死んだ


嫁だったママは、

やっと自由になったわ、と

うれしそうに

おばあちゃんが使っていた、趣味の悪い食器を

ぱりん、ぱ ....
春の便りは未だ届かないのでしょう
もう通わない通学路
バスからの景色は結露に滲んで消えそうで
改札は湿り気の強い泥だらけですもの

誰も居ないキャンパス
いつもより広く見えた
喫煙禁止エ ....
電線の向こうの 屋根の向こうに
夕陽が沈む
新聞配達のエンジン音が
近づいて また遠ざかる

五日が過ぎた

君への想い
郵便の小父さんに託した僕は
卑怯だったのかも知 ....
擦違いざま
一瞬
視線が交わる

通り過ぎる人の 漂わせる 空気が
身体に拡がる

やわらかな 空気
プラスチックみたいな ササクレ
冷たい 塊

ひろがる それは 一瞬 満ちて ....
ゴミ捨て場に長葱が二本捨ててあった
外灯に照らされて
白くきらきら輝いていた
私は、あっ、と思い
見つめながら通りすぎた
玄関の前でもう一度振り返った
葱は白く輝いていた


家に帰 ....
光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光光


なあ、明るいだろう?

お前のために集めたんだ
一生懸命光らせて

今までやってきたんだ

光光光光光光光光光 ....
あたまがおかしくなるようだ。
あのうたはもう、ひびかない。
こころが遠くにあるようだ。
手を伸ばしても、とどかない。
空回りするそらの向こうに、
今日も見えない星が出ている。
真っ昼間
駿河台から坂下りて
神田で飲んだその後で
鯛焼き片手にぶら歩き

仕事も無い
家族もない
まして、恋人もなければ
金も無い
おまけに今日も
予定が無い

だから酒 ....
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