存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。
{引用=今までどうしても言葉にできなかった
いつだってそれは眩しさと悲しみのイメージで立ち表れてくるし

僕の言葉はただ、その名から溢れ出るしかないものだから

それでも今日僕は綴る

 ....
翔けだした 
雷鳥さえも追いつきはしない
億年の過ぎ去った
海峡の、氷河の流れに
止められない想いを抱きしめては、
巨きな犬の背にまたがり

髪をふりみだし
人のすがたなどでなく
 ....
能開セミナーで
綺麗なお姉さんが
額に手をかざしてくれた
あたたかな波動
とてもいい気持ち

突然
MCのおっさんがたおれ
獣の声でうめきだした
お姉さん
カメハメ波のポーズで
 ....
電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ

何も掴めないのは
街路樹だ
冬のからだの
手だ

キシキシと縮こまった
エンジンを震わせて
登り坂を這っているのは
 ....
わたしがうまれて
あの子がしんだ

透明なせいぎふりかざして
にやりとわらうおおぜいの人
けっして
きづかない
透明なせいぎは
なんにも
すくわないのに

今日も
わたしがうま ....
もっと聞かせて もっと紡いで あなたの言葉の 深みを旅したい



梅の花 香りと共に 消えていく あなたの声は もう聴けなくて



「お帰りなさい」と 声が聞こえる 僕の居場所は  ....
指切りして
交わしてみれば
ほんの少し
軽くなるけど
混ざり合うと
馴染むほどに
痛くなるから

決まりごとは
書かれていない
重さなんて
抱えもしない
足が向かう
風の先に ....
あなたの寝顔が愛しくて
そっと頬にふれました
されるがままになっている
あなたがだいすきです

あなたが自分を責めるとき
私は苦しくてたまらない
あなたが振り絞る声が
胸に突き刺さって ....
朝一番に窓を開けると真っ白に吹雪いていた
時が流れるにつれて徐々に雨へと変化して
暮れる頃にはそれさえもあがっていた


駅の改札を抜けて家路につく
空には呑気に星がちらついていて
コー ....
空想を語りつぎ

今はただ虚無でしかない

物語りはかなりの頻度で

涙をながした

ありとあらゆるもの全てに

意味があるけれど

時代がすすみにつれて

その意味がうす ....
ガラガラか
もしくは ぐあらぐあら かもしれない老人の
荒れた咳払いがする
すすけた匂いがする
ここは 老人の街

若者は ばかものだなんておっさんが言い
しにかけって よばれているのも ....
にんげんの主食はにんげんです
人を食って生き延びています

にんげんはにんげんを探し
食うために挑んでいきます

たまに気に入って
持ち歩いたり
数回に分けて食べたりします
飽きたら ....
泣かぬなら 泣かせてやるのが 男だろ

背中でなど 何も語れぬ 四十五の俺

いつからか 雪が白だと 言えなくなった
{引用=
蓮華草が
一面に咲いていて
夢中で
蜜蜂を追いかけた
時々
朝露が膝に跳ねて
はやる気持ちに
追い付かない足が
まるで
恋のようだと
あがる息に
喉が鳴った

振 ....
雪の上に残る
踏みしめた足跡
一つ増えるごとに
私は素直な心を
取り戻していきます

小さかった手が
だんだんと大きくなるにつれ
大きな愛情から
逃げるように
離れた強がりの私は
 ....
白い指が花びらをちぎる

好き 嫌い 好き 嫌い

痛いのは

細く尖った指と

あなたの眼差し

好き 嫌い 好き 嫌い

怖いのは

冷たく濡れた指と

あなたの思 ....
おもいで

10円玉を握りしめたいつかの少年が泣いていた
こんなにも近くにコンビニがあるのに
駄菓子屋という夢の国は遥か遠くで
疎開してしまって

コンクリートだらけの街並みはいつも ....
夢とやら希望とやらがない場所に

袋に詰められ

ぽいっと投げ出されてしまったよ


夢とやら希望とやらを喰らって生き続けてきたからさ

飢え死にしろってことなのか

しかも袋詰 ....
悪意が隅々まで根を張り
陰気な葉が鬱蒼と絡み合い
地べたを這う
どこにでもある雑草
クローバー
なのに君はこんな俺から
幸運の四葉を探す気でいる
ひたいに汗して一生懸命
幸せすぎるから ....
美しい言葉をください
心にない言葉でも
嘘っぱちでもかまわない
美しい言葉をください

そんな醜い言葉では
あなたが強張ってゆくばかり

そんな苦い言葉では
あなたが痛んでゆ ....
{引用=

大さわぎでなく
ゆっくりと歩む
足の裏に感じる砂の感触を確かめ
けして温かくないけれども
柔らかく反発してくるようなそれを
一足一足 注意深く進まなければ、
見逃してしまう ....
あきれるくらいに騒がしい日々

今日もだるい体を無理矢理起こした

歴史の教科書は重くて

過去の寸劇をかきしるしていた

落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた

更新 ....
昨日テレビで
熊田Yが
俺を好きだと言った
口は動いてなかったけど
ダイレクトにわかった
彼女の気持ち

朝早く街に出て
足早に急いでいると
自転車にのぼりを立てた
作業服のおっさ ....
この世界に折り合いつけて
清く正しく生きるタメ
今日も“理性”をちゃっかり
すっぽりっ。とカブってる

なのに

フィットしないなカブリモノ
無性に心地悪くてさ
バランスなん ....
確かにあっちがああだとしても

でもこっちはこうだし

仮にあれがそうだとしても

これがどうなるのだろう

交差するのは人差し指

虚言はいかにも真実を含んでいそうだった

 ....
偶然見付けた奇跡を

大事にとっておいたけれど

奇跡は重ねれば薄くなるもの

そうして消えるのにはたいして

時間はかからなかった

森羅万象とは全てのことを言うらしい

理 ....
力のかぎり追いかけるのは、
自分の力をしんじているかのように
止まることをも知らず
一点に集中した想いのはてなのです

おしもどす秋の風に
それが、遠くにあることなど知らずに
駆け抜ける ....
最悪サイポーグにでもならないと

いけないらしいと医者にいわれたよ

偶然見付けた悪口でもうお腹が一杯だ

お金をいれてガチャポンを回してみたけど

出てきたカプセルには新しい

 ....
暗く掠れた声が
静かに語りかける
静寂の夜に
空は涙を溢し
重力はさらに重みを増して
魂を掴んでは離さない
深い深い悲しみは
大地の下をさ迷い
湧水となって
地上に染みだす

な ....
葛葉もなかさんのおすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- sh自由詩7*10-2-11
帰れない- 自由詩12*10-2-10
氷の犬- 月乃助自由詩15*10-2-10
エンジェルスマイル- ハイドパ ...自由詩4*10-2-9
冬のからだ- nonya自由詩18*10-2-9
背を向けてること- 森未自由詩1*10-2-9
- ミツバチ短歌9*10-2-9
独りよがり- 宣隆自由詩110-2-9
いちに- 朧月自由詩410-2-9
水たまりには世界が写っている- あ。自由詩25*10-2-8
天使のハイタッチ悪魔のグーパンチ- こめ自由詩1210-2-8
ぐあらぐあらの街- 朧月自由詩410-2-7
にんげんの主食- 朧月自由詩910-2-7
- 一酸化炭 ...川柳4*10-2-5
独りじめ- 高梁サト ...自由詩7*10-2-4
足跡- ミツバチ自由詩22*10-2-2
マーガレット- ハイドパ ...自由詩5*10-2-1
線香花火- 窓枠自由詩18*10-1-27
夢とやら希望とやら- オンガシ自由詩6*10-1-23
クローバー- ハイドパ ...自由詩4*10-1-22
美しい言葉をください- オンガシ自由詩6*10-1-15
Blue_Heron- 月乃助自由詩18*10-1-10
夜の王様は朝の姫に- こめ自由詩1810-1-8
レディオウェーヴブラザー- ハイドパ ...自由詩9*10-1-6
カブリモノ- オンガシ自由詩3*10-1-4
仮にあれがそうだとしても- こめ自由詩1309-12-28
森羅万象- こめ自由詩1209-9-14
スタジアムの夢- 月乃助自由詩7*09-9-8
最悪サイポーグ- こめ自由詩1209-8-3
_- ミツバチ自由詩209-8-1

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