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昨夜
動物たちの会議が緊急生放送された
 
深夜の2:00だというのに
視聴率はオリンピックのそれを
ゆうに超えていたらしい
 
黒ぶちの眼鏡をかけたアナウンサーが
唾をとばしな ....
私は 自分が存在する理由が分からない。


花びらにしたって、他の花の方が鮮やか。
葉の色と 花びらの色の区別がつかないなんて、みっともないし。


古びたベランダの天井から生えたから、 ....
六畳一間のアパートに
むりやりつめこんだそのベッドは
ほかの家具の置き場をうばって
ずいぶん偉そうに横たわっている

そんな君が風邪をひいたというので
お見舞いにいったのだけど
座る場所 ....
早朝
周囲があまり静かなので
ちゃんと他の人が生きているかどうか
確かめるために
始発の電車を見に行く

路上に
昨晩お酒をのみすぎた人が
うつ伏せに倒れている
マネキンみたいだ ....
じいちゃんの言うこと分かるやろか。
人生なんてな
花火というか
花火の後の残像のようなもんやからな。

なんて言うのは
少し寂しいやろか。

でもな
寂しいところに人生はあるもんやっ ....
永遠をください
愛情も、友情も、信頼も、生命さえも
いつか朽ちてゆくのならば
何故与えたのですか

永遠をください
終わりのない世界
無限の{ルビ刻=とき}を
広告のチラシに空白を作って
自分の世界を広げていたころ
遥かに遠い場所で
狂っていた気がする
 
夏休み
朝顔
日記帳
 
全て投げ出して
風鈴を眺めてた
ちりんちりんと
感覚 ....
濡れた緑で
夜空を見上げる
数秒後にこの星空が崩れてくるのを知っている
そんな目で
おまえは言う

なんて きれい

薄い唇は街の光を捉えて
俺はその前に沈黙して ....
「おいしい。」よりも

笑顔が溢れる

アイのコトバ。
木彫りのゴリラを作った
魂をこめたつもりが
こもったのは悲しみだった
真夜中彼はがんがん胸を叩いて吠える
号泣だ
朝、机の上の涙の水溜りに半べそでモップかけてる
あんまりか ....
君の 香りが残る枕に 顔を埋めて
今日一日の 奇跡を祈る

僕の ささやかな ささやかな 儀式

遠く遥か向こうにいる 君の笑顔を
神様どうか 守って下さい

僕にはまだ 全部を守る力 ....
ピンポンパンポン。

おかけになった番号は現在使われておりません。
もう一度、
番号と、その目指すべき地平をお確かめになって、
おかけ直しください。

おかけになった番号や存在は、
現 ....
キリンの夢はネコに預けてしまったので
眠りっぱなしのネコのせいで
キリンは今日も眠れない

腫れあがった両の目玉を
涙でぐしょぐしょの長いまつげで押さえている

細長い紫色の舌を伸ばして ....
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ....
不幸のどん底から
這い上がろうと
がむしゃらに
もがいて
あがいて
やっと幸せを手に入れて
自分の居場所を手に入れて
毎日好きな事やって
嫌な事は極力遠ざけて
好きな人達と付き合って ....
頭の中がぐちゃぐちゃになる

一体何なの?
あなた誰?
目的は何?
何が欲しいの?

確かなもの何一つなくて
おとなしく地に足をつけて生きよう
いい加減夢見るのは終わりにしようって思 ....
胸がないので
胸をください
ぴったりとこのおもいや
ことばがおさまるような
ひきだしのたくさんついた
おちついた形の
胸がほしいのです

 ごめんなさい
 たったいま売れてしまいまし ....
忘れるのはきっと至難の業だから

僕たちはもうずっと

楽しかった時だけを思い出していようよ
明解な文法で

あなたが残した言葉より

文法にすらならない衝動で

あなたが放った言葉の方が

私の胸を揺さぶっていました。


あなたが

ほっぺに砂糖をつけて、なお
 ....
「僕はどうかしていたんだ。
 本当に、現実になるなんて思わなかった。
 恋ってそう上手くはいかないものだね。」


「ああ、そうだね。
 つまりは、そういうことだったのさ。」


 ....
紫の羽根の鳥を追いかけていたら
知らない町まできてしまいました
帰り道もわからないし
人の言葉もなにやら違うようです
初めは戸惑いましたが
そのうちに言葉も覚え
友達も何人かできて
家を ....
今日も宇宙人の夢を見た

夢に出てくる宇宙人は
いつでもちょっと怖いから
僕は全速力で走って逃げるけど

出来ることならもう
夢の中でも本物でも
宇宙人にはあんまり会いたくないな
 ....
こんなことを打ち明けるのは大変恥ずかしいが
胃の中にはゴリラみたいなのが畳んで埋め込まれている
元党首が引退を決意したときに埋められた
その着ぐるみの中にはもちろん
当事のままの姿で党首が入っ ....
僕らの歩む道はそりゃあだいぶ危なくて
気を抜くとヘッドスライディングで車道に飛び出す始末
あぁ馬鹿なことしたって反省しても
なにを今更とかなんとか返されてそれはだいぶ凹むし
轢き殺されてしまっ ....
布団を上げると 
やもりが一匹 
ぺったんこになってました
どこも腐ってなくて 
見事に水気が無くなって
臭いもありません

ミイラという言葉より
押し花という言葉が
頭に浮かびまし ....
辞書は本当は辞書になんか
なりたくなかったんだよ
本当は絵本になりたかったのさ

だから、辞書は本棚で寝ている間
書かれているすべての文字を
手荷物預かり所に預けて
夢の中で
 ....
「ネギが駄目でしょ?トマトも・・・キゥイも」

そう言って君が笑う

白いお皿の上から 僕の嫌いなものが消えていって

変わりに君がくれるのは

僕の好きなデザートだったり、果物だった ....
君から僕に携帯メール

「嫌いになった。さようなら」

僕はたいそう傷ついた

ショックを受けて、ちょい寝込み

(二人で行った)お台場に

夜中一人で飛んでって

岸からその ....
男は胸に抱いた!を

持ちやすく?にして渡した

女は曖昧に微笑み

括弧の片側で頬杖をつく

センテンスの終りに

男が立つ日を

待ちながら
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