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それにはとても時間がかかる
黒鍵をはじからかぞえていた妹は
一番心細くなったところで消えた
そして、長い間うなだれていた父さんが口をあける
芥子の花、
白い、
縁側は燃えて、
みんなみん ....
「The end of end」

いつも、夜が明ける頃には羽ばたいている、僕の羽。
(小さな卵の中の、予め雛鳥と記述された雛鳥)
いつも、夜が明ける頃にはふるえている、僕の羽。
 ....
逃した魚が尾ひれを揺らしながら
泡のような歌を唄うから
僕とお母さんは今夜もふたりきり
空っぽのお皿を囲んでいる
待ちくたびれた夢の中で僕は
とても大きな魚を釣った

お父さ ....
あちらの通りにもこちらの通りにも
切り紙の蝶々が舞っていて
お母さんにとって、と言うと
あれは冬をつれてゆくのだと言う

ところで
だめになることを蟄居という
たまたま螺子の加減がね、ど ....
高梁サトルさんの古月さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【連詩】_家族ピアノ- 古月自由詩2*10-10-31
絶語- 古月自由詩4*10-9-2
遭難- 古月自由詩4*10-3-18
春待ち蝶々- 古月自由詩3*10-2-25

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