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飼っていた黒猫が突然行方不明
家の玄関の鍵は掛けていた
どこか窓が開いていたのか
窓から見える風景は
空っ風舞う冬景色
街路樹の葉はあらかた落ちてしまい
魚の骨の並木道

ふと見る　.... いつまでも泣いたり笑ったり出来るよう
二人で一緒になったはずなのですが
歳月と私の怠惰のため
君の目許には苦労の色が溜まり続け
随分と皺が多くなっているようです。
それでもとても奇麗だと
　.... しっかり生きていこうと思ってはいたが、

うっかり長生きしすぎてしまったものだから
がっかりするようなことを沢山見てしまった。

うっかり長生きしすぎてしまったので
しっかりすることなく生　.... 人生なんて冗談でしかないって
お偉い先生が言っていますが、
そんなことは地平線まで見える丘に立ちすくんでいる下々の者である僕らにはとんと実感がありません。
大きく言えば人生って今生きていることな　.... ふぁ〜あ
Wake Up　This Morning
朝だ　朝のブルース聴いとくれ


歪んだ空間に像を結んだ視線の先に
必ず潜んでいるネズミにご挨拶
ネズミの寝起きは良くない。
　　.... 道の歪みのそこここに
溜まって出来る水たまり
昔の雨にはつきもので
道行く人の迷惑で

車が通れば泥をはね
人が踏めば靴汚し
道の歪みの性格を
そのまま見せる水たまり

そのうち道　.... 　　　
　　　　　１

明るい陽光を浴びて
僕の黒猫は
幸せそうに膨らんだ
黒い鞠となって
朝から眠り込んでいる

彼女の黒い体毛は
朝の陽光を吸い込んで
幸せ一杯に膨らんで
　.... ほね　ほね　ほね　ほね
ほね　ほね　ボーン　と跳びはねる。

骨はどこ?
探してみても骨折り損
おまえは骨のある奴だ
　と思っていたが大間違い
見当違いの　骨抜き野郎

ほね　ほね　　.... とれたての干し柿とは何か
とりたてのめざしのようだ

とれたてのお新香とは何か
とりたてのふりかけのようだ

聖なる書改訂版には干し柿も
めざしもお新香もふりかけも
あの人が光りあ　.... おれ猫好き

猫無表情

猫したり顔
猫困り顔
猫泣き顔
猫笑い顔
猫怒り顔
猫脅し顔
猫そのまんま

咬む猫
吠える猫
眠る猫

そっぽ向く猫
ふとる猫
何かした　.... 生まれたときから
屈託のある顔をした君は
赤ん坊のくせに徹底していて
怒り出すと
……いやっ
興奮し出すと
顔が赤黒くなるまで興奮して
泣いているのか怒っているのか
とんと僕には分から　....

くろきたさんの……とある蛙さんおすすめリスト（11）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
鏡の中の猫	- ……とあ ...	自由詩	24*	12-2-2
約束	- ……とあ ...	自由詩	19*	11-9-5
惚け	- ……とあ ...	自由詩	13	11-2-16
丘から地平線が見えるのですが	- ……とあ ...	自由詩	5*	11-2-15
朝のブルース	- ……とあ ...	自由詩	6+*	10-7-15
水たまり２	- ……とあ ...	自由詩	14*	10-6-15
猫二題	- ……とあ ...	自由詩	9*	10-4-11
アイ＿アム＿ボーン	- ……とあ ...	自由詩	5*	10-3-22
とれたての干し柿とは何か	- ……とあ ...	自由詩	10*	10-3-21
うちの猫	- ……とあ ...	自由詩	7*	10-3-5
娘へ＿−だめ親父の伝言−	- ……とあ ...	自由詩	16*	10-2-24

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