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背中が痛い
言葉を押し込めすぎた
そう言うと、男はその場にしゃがみこんだ
医者は、風邪でしょう、と
カルテに、片手でドイツ語を走らせながら
すこし、体調を崩されて、体が重いのでしょう、と言った
処方 ....
愛といのちは似ているかも知れない

どちらも永遠ではないところが

どちらも生きることそのもののようなふりをしているだけで

なにかもっと大きなものの仮の姿のようなところが


自尊 ....
誰が好きですか?
誰かを愛してますか?
愛している人に何をしてあげられますか?
自分ばかりを見ていて欲しいと思っていないですか?

きれいごとで片付けますか?
きっと役に立つと思ってますか ....
きみの傷を食べたい

手にとって口を汚し

きみの痛みと同苦したい

冬の帰り道

きみを拉致しにゆく

きみを殺しにゆく

ぼくらはちがう空の下を歩いている

月の満ち欠 ....
うそつきなこどもだった




帰り道


鍵っ子だったわたしは
ひとりっきりの家に帰るのが
さみしくて、さみしくて


帰ろうとするMをひきとめようと
こう言ったのだった ....
生きづらい。
なんて言っちゃって。

一体何人の若者がそう心の中で呟き、世界を諦めるのか。

壊れたフリしたパンクお兄ちゃん。
愛よりお金の美女達。

何の権利で拘束されるのか。
刺 ....
いったい何だってこの世界は
形あるものばかりで
あふれかえっているのだろう

それぞれの形に 閉じ込められた者たちが その距離を その輪郭を 埋めようとする 超えようとする そして そうするこ ....
オレンジの灯りが点々とする
雪の祭りの
ぼくらの町

狭い歩道を歩く 婆三人
灰色のほおっかむりで
ひそひそと
植え込みの陰に
みかんの皮を押し込む
ぼくらの町

町から背の高い ....
地球について
しんとした時間のなかで
僕らが一秒でも考えてあげることができたら
六十八億秒の祈りが生まれるよ

気持ちを吐き出してしまいそうになるくらい
好きなひとに出会えたのもこの星だし ....
らぐさんの自由詩おすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
これほど美しい悲劇を見たことがない- クローバ ...自由詩1*10-1-21
愛といのち- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-11
臆病者- 仁惰国堕 ...自由詩3*10-1-10
哀歌- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-10
うそつき- 靜ト自由詩610-1-9
生きづらいは流行語。- 井上新雪 ...自由詩4*10-1-9
いったい何だってこの世界は- あらら自由詩110-1-3
ぼくらの町- オイタル自由詩4*10-1-1
六十八億秒の祈り- 吉岡ペペ ...自由詩1109-12-29

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