多くの水が
忘れ去られたままに
打ち寄せる
波打ち際で



なぞり損なった
君たちが
みつめる先で
青草のにおいが凍えてしまう



名前は。名前は ....
ほんとうに必要なとき



そんなことあるのかな

声ひとつ

さいしょから

いつでも覚悟していた


それくらい

練習のつもりで

声欲しくて

きょうさ ....
ありがとう
三歩さがって

クレパスを
飛び越えた

黒い谷は
(どこまでもは
いかない)
屋上は
(いつだって)
柵に囲まれてるから

わたしの
喉です

絞られたひ ....
死が書けません。
みんなを勇気づけるような死が
書けないのです。
心には穴があいている
わざとあいているんだ
いろんなことを
おとしこめるように

わすれたふりで
ねむれるように

お風呂にはいると
それはぷくりと浮かんでくるから
そっと両手でな ....
たんたんと
たんとたんと
だんだんと

するすると
するとすると
ずるずると


それいけと
そうしてそれを
それなりに

なににせよ
なにがなくとも
なんなりと
 ....
心まで渇いていたから
冷たい飲み物をたくさん飲んだ

きりきり痛むのは
カラダの真ん中あたり
たしかあなたがいたはずの

芯まで冷えて
まだ早いことを知った
夏日の今日
最近のこと

カフェインが脳天に響くようになってきた

寝つきの悪さに引っかかる ルアーが美しかったに違いない 釣られた

最近のこと

カフェインを一杯の風景を嗜む

マルメンの ....
私が私がって言いたくなる時
私の背中から羽がはえてくる
飛んでごらんとはえてくる

ほんとうは飛べるけど
まだその時期じゃない

うん と一呼吸すると
私はすとんと引っこんで
相変わ ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
ぱちんという音がして
朝がねじれる
目をさましたら夜だった

思いだせないことを
思いだしていて
あなたのくちびるを
動かせたとおもったら

朝がねじれて
夜だった
ゆるすひとと
ゆるさないひとを
きめるのではないよ

ほどけてしまう
糸はむすべない

あっちからふく
風はつめたいね
こごえそうだよ

もたないから
ふせぐことばを
つなぐ ....
玄関を開ければ
工事中のタワーが見える
無機質にそびえ立って
うまく世界から浮いている

ピンクのアーチは
今もあるだろうか

環七通りの廃棄ガス
たまに吸いたくなって
夜風の吹く ....
また愛を怠って

また後悔などして

わたしは、いまだ愚かです
愛をもって
夥しい量のそれで溢れる
愛を口にする
受け止めきれない体は
玉の汗と息を止め
真っ白な愛に拒否反応を起こし
私を殺めてしまう

愛をもって
悍ましいほどのそれを湛えた
 ....
切れ切れに
散りゆく言葉の
空白に
耳を澄ませば
雨の音
おとなの恋は

ちょっぴりこどもの恋がうらやましい

なんていうのは、ないしょの話
吐いた息は透明
空気が綺麗だと深呼吸

肺に運ばれ
動脈を通り
体を巡って
静脈を通り
肺に運ばれ

吐いた嘘は透明
空気が綺麗だと笑った


もうかなしくないよ
そう言っ ....
忘れていたもの全部思い出して

今までのもの全部集めて

明日、地球が終わるって話をしよう

明日はもう来ないって言われても
もう、十分だよねって皆で笑いあって



そうして、 ....
この場所を見る最後の時がある

あの人を見る最後の時がある

だから、精一杯見ていたい
あなたが欲しいわけではないの
ただ見ていてほしいだけ
なんて
私の我儘には
もう付き合ってくれないでしょうね
そっと、唱えてみた

遠い昔の

あなたとわたしの呪文
実家から送られた
みかん箱
食べきれないので
ざくざく捨てた

ああ
言葉だってそうなのだ
あなたの声が
古びていく

やさしさも
心配も
やがて
甘やぐ果汁になって

 ....
真夜中の台所の暗闇を手探りでさがして
やっとみつけたスイッチを押したら
なにも起こらなかったとき
なにかを間違えてしまった気持ちになる


アイボリーのしかくいこれには
スイッチ以外の名 ....
自分の世界は
心のどこかで 終わっていく
求めることなく追いかけさせられた
流行歌なのかもしれない

虚しさだ
霞の色ですらない休日だけが
立ち止まろうとして 這っていく
景色ですらな ....
お湯をためて
お風呂にはいろう
こんな寒い日は

引き出しの奥の
バスキューブを砕こう
お湯があふれないよう
10分おきに見に行こう

いつもシャワーで
カラスの行水
今日は人並 ....
探し物

タンスの引き出し
ベッドの下

高いところ
低いところ

見つかるかな

私の充実
風はやさしさを変えてゆき
川はかなしみを変えてゆく
それを見下ろし
空は一刻として
同じ色でいられない

少しばかり歳をとった
坂道で息切れし
否応なしに立ち止まり

見上げること ....
床に寝転がって
自分の手を見る

手の甲を見たり
手の平を見たり


小さな部屋
小さな自分

どうせちっぽけなら
無くなればいいのに


呟いても身体の向きを
変えても ....
寂しい時 つまらない時
気に入らないことがあった時

君の癖だよ
唇を尖らせて
キュゥゥと、鳴く。

ほんの少しの行動だけど
君の心を覗いてる気分で
暖かくなるんだよ
秋助さんのおすすめリスト(35)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ズー自由詩5*13-6-19
必要なとき- 吉岡ペペ ...自由詩413-6-12
夜空- 佐藤伊織自由詩313-6-12
詩が祈りであるなら- 佐藤伊織自由詩213-6-12
こころのあな- 朧月自由詩513-6-10
来る日のうた- シホ.N自由詩313-6-8
わすれていないこと- 朧月自由詩413-6-6
カフェインの友人- 朝焼彩茜 ...自由詩513-6-6
羽のかたちの影- 朧月自由詩613-5-19
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13
朝がねじれて- はるな自由詩5*13-5-9
あさのひかり- 朧月自由詩311-2-16
ピンクのアーチ- 葛西曹達自由詩110-9-1
愚かです- 殿上 童自由詩11*10-9-1
アレルギー- ひち自由詩3*10-7-12
別れ- 未完自由詩5*10-4-23
ないしょの話- 殿上 童自由詩7*10-1-28
亡くし者- a_ya自由詩410-1-3
そんな、しあわせなストーリー。- らぐ自由詩310-1-2
見ていたい- 殿上 童自由詩3*10-1-1
知らせ- 一華自由詩209-12-31
ひみつ- 殿上 童自由詩4*09-12-23
甘やぐ果汁- umineko自由詩2*09-12-21
スイッチ- 因子自由詩5*09-12-20
部屋で- 番田 自由詩2+09-12-20
おふろにはいろう- haniwa自由詩109-12-20
慥か此処に- 未完自由詩2*09-12-20
坂の途中- yaka自由詩109-12-20
師走の中で- 未完自由詩2*09-12-18
キュゥゥ- Izm自由詩109-12-18

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