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日々は
音に紛れてゆく
静寂さは救いにならない
蕾の綻ぶ音さえも
きみは哀しいと云うのだろう
指先からは空の遺伝子
過去は遠く、未来は果てしないのならば
揺らぎの ....
甘い水なら
枯れるまで美しく咲けるはず
僕の目や耳や口は
君のために存在して居る
沢山の嘘や誤解や疑惑が世界を蝕んだとしても
躊躇わずにまっすぐ歩いて居て
変わらぬ空が無い ....
もう何も視たくは無いのだ。
赭い花を手折りたいと思い、庭へ降りたは良いが
一面の花の群れにふと恐ろしく成ってしまう。
どれを選んでも
触れた途端に枯れてしまいそうだ。
其れを嗤って見 ....
夏の空は不必要に青過ぎて
まるで現実感がない。
蝉の不協和音も陽炎も
在り来たりの遠さでしかない。
立ち止まって振り向いても
君が居ないのと同じように
希薄。
印画紙に切り取 ....
あたしの町のあたしの川の向こうにはあたしだけの工場が在る。
其処は終日稼働式で、何時でも好きな時に好きなだけ眺める事が出来る。
くすんだ灰色の煙突は大した高さでも無いのに
チ カ チ ....
ちょうど何処まで行っても追いつけない陽炎のように
安寧の地はますます遠ざかるだけだ。
コノママデハイケナイ
でもあたしはまだ貴方を憶えて居る。
買い物籠の中にはチョコレート
とコ ....
丘の上の工場から
午后のサイレンが聞こえて来る
いつもそれを待ち侘びていた君
遠くまで行きたくて飛び乗った電車
あれは過去のこと
海を見ていた
太陽は焼け付くようだった?
白 ....
僕 達 は も つ と 一 緒 に ゐ る べ き だ つ た 。
遠 く で 鳴 く 蜩 の 夏 。
ス テ ロ イ ド
傾 ぐ 夢 さ え 痛 む な ら
遠 い 目 蓋 に 果 て よ 、 残 夏
焼けた鉄の匂いがして
午后四時
夕暮れにはまだ早い
大きな橋の上から見下ろす川岸には
まだ若い女の子と男の子が手を繋いで座っていて
川の流れは緩やかでみどり色
遠くまでちゃんと ....
海までの八号線はいつも夏 湿った空気と寂しい人魚
望月 ゆきさんの有邑空玖さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日々。
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有邑空玖
自由詩
5*
06-4-4
天然
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有邑空玖
自由詩
6
05-11-6
曼珠沙華
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有邑空玖
自由詩
8*
05-9-25
夏の死
-
有邑空玖
自由詩
10*
05-8-16
赤い点滅
-
有邑空玖
自由詩
15*
05-7-9
立入禁止
-
有邑空玖
自由詩
10*
05-6-12
夏に沈んで
-
有邑空玖
自由詩
7*
05-5-16
約束
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有邑空玖
携帯写真+ ...
13*
04-8-18
夏の果て
-
有邑空玖
携帯写真+ ...
11*
04-7-25
立夏
-
有邑空玖
自由詩
4*
04-6-14
海へ
-
有邑空玖
短歌
6*
04-6-4
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