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{引用=月の無い空に踏み出した
僕らの星が降る
綺羅星よ、名も無い僕のカタルシス 溢れるきみの瞳を舐めれば
吐く息が溶けてきらめくこの町の 空を見上げるまなざしのおと ....
{引用=
鉛色の風が
立ち竦む香りをわたしの額に浴びせる
(さざんか さざんか)
嘘つきたちの赤い舌びらが
一面に敷かれるこのアスファルトの上に
膝をついている、足を汚している
....
{引用=
群青の金魚を掬う午前四時 涙をのませて。カンパネルラ
ぼくたちの間に光る星屑の甘さを揺らして廻る車輪よ
十字架を背負って羽ばたく泣き虫は優しい毒を敷き詰めていく
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