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手は何処かで繋がってしまっている
情報のやり取りに余念が無い
高速で伝う何か暖かいものを
人が温もりと呼ぶのなら
目に映るのはサーモグラフィー
あなたが暖かいか
そうでないかだけ
私 ....
テンポの良い曲を聴いていると
自分も空へ飛べるような錯覚に陥ります
踊る歌声は何処までも空に舞い上がれるから
時々眩しくて目を細めます
さよならと
何度呟いた事でしょう
何もかも置き去 ....
すれ違う人の群れ
深い海の底のようなコバルトブルー
泡を吐き出せばエラ呼吸も必要ない
進化の過程で忘れたものは取り戻せないけれど
心の中に残された記憶はゆっくりと胸を焦がす
....
散らばる鏡の欠片にあの日の情景を見た
月に向かって泳ぐ蝶々の群れの中
煌く金箔の粉を振りまく女王
あの星に辿り着く者はいない
月も星なら
地球も星なら
同じもの同士惹かれあうのは仕方が ....