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・国語
休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで
「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない
・算数
「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
・
一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
・
家を出ると
道端に
無数の舌が落ちていた
赤信号が
誰ひとり停められなくて
途方に暮れているような真夜中だった
舌たちは
うすべにいろの花のように
可愛らしく揺れなが ....
八月が終わらなければいいと
願っていた
そのときわたしは
小学五年生で
朝顔を上手に育てることが出来なかった
そして
支柱にぴよぴよと巻き付いた
枯れた朝顔に
まだ毎朝ぼんやりと水 ....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
・
林檎は何時でも
小気味よい音を立てて
裸になってくれる
こんな女の人がいたらいいなと思う
十月の昼間は少し暑くて
隣家から
おもいっきりテレビの音声が聞こえる
シンクには
小腸み ....
望月 ゆきさんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
教、育
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吉田ぐん ...
短歌
37
10-2-9
せかいをいきる
-
吉田ぐん ...
自由詩
55
08-9-29
こわいはなし
-
吉田ぐん ...
自由詩
25
07-9-1
えいえんの夏
-
吉田ぐん ...
自由詩
27
07-8-10
書店で働くということ
-
吉田ぐん ...
自由詩
73*
07-4-25
所感
-
吉田ぐん ...
自由詩
18
06-11-1
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