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放蕩のあとで
俺はまた女を抱く
女は女で 俺を抱いている

俺は抱きかかえられている


夕凪にかき消された
誰かの名前


 *


白い肩の揺れる姿が
つめ ....
一冊の絵本のような生涯
浮遊するひとかけらの海
あれは君なんだろうか

思想のない森と夜の魚
そんな絵本だとしたら

月がちょうど半分 あとは少しの湿度
そんな海だとしたな ....
沈みかけた夕日に
灰色のカーテンを浸せば
世界は爆発する


 *


うつくしい言葉を残すのはやめろ

あれは悲しみで あれは俺じゃない
望月 ゆきさんの黒田人柱さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕凪- 黒田人柱自由詩807-10-16
手紙- 黒田人柱自由詩2005-8-22
世界- 黒田人柱自由詩3005-5-1

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