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夏が去って
私は久しぶりに襟のあるシャツを着た
それでも秋風がいつのまにか
襟元から心の奥の方へとしみこんでくる
夏は毎日飲んでいたアイスコーヒーの器を
背の高い
細いグラスを洗いながら
 ....
静かすぎるよって
背泳ぎをしながら呟いてみると
空には立派な
夏らしい雲
陽に焼けた
男と女の睦み合う
そのすぐ横を泳ぎ去るとき
波立つ水から
微かではあるが
女の性愛の匂いがして
 ....
きみの歌はどこまでも聞こえる
きみの歌は世界中に響く
きみは魂を振るわれて鳴く
世界でただひとりの小鳥
花の影から
雲の上から
草の切れ間から
きみの歌声はとめどなく地面を揺らし
この ....
望月 ゆきさんの黒田康之さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
首筋の紅- 黒田康之自由詩205-9-28
背泳ぎにて見上げる- 黒田康之自由詩605-7-16
世界を漂う指先からこぼれる音符- 黒田康之自由詩205-6-17

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