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日が落ちて 暗い川に
すう とよぎる物がある
魚のひれに
背の高い草
それから
釣りのおじいさん
長い棒で
水をかき
橋をくぐる
なにがみえるのか
なにがきこえるのか
波紋と ....
霧雨に包まれて
ゆっくりと指を伸ばせば
あたたかく やわらかいものに触れた
眠らない夜に
きみを思う
海まで見渡せない橋の上
雲は川に近づき
思いを告げた
波紋に答えを聞きながら
....
となりのとなりのとなりのへやの
めざましどけいがなりやまないので
ゆうがた六時半にそとにでた
まだ日はしずまず
ふだんよりずっと赤いかおで
西のやまの端にキスするようだった
あんがいあ ....
グラスの中に
いっぴきの金魚をかっている
パンくずを散らすと
指までたべるようにふあふあと
くちをあけてえらをぱくぱく
まどをあけると
なつの空はあおく
そこにうかぶ雲は魚のかたちを ....
サンダルをはいて
かわべりをあるく
ゆうだちのあとの
なつのにおいはわたしの
あしのつめににじんで消える
わたしがいなくなる
みどりのなかにとけはじめ
ゆっくりとかぜにながれる
上 ....
灰ぶちのねこのしっぽを追いかけて
角のコンビニでりんごジュースをかう
こいびとはきゅうに消えたわたしをさがし
視界から消えるなとおこる
このしあわせはいつまで続くのだろう
雨色の雲がおひ ....
水面をゆらしながら
初夏のかぜが吹きすぎる
こいびとの手をひいて
堤防をころげた
草についた水滴はあまくひかる
さかなが跳ねてぱちゃんと音をたてた
はねまわる ころがる
だきしめる ....
雨に打たれ散る花のことなどしらない
サボテンのとげが雲に向かって伸び
天上では太陽に向かって縮れた風が伸び上がる
カップに入れた珈琲はいつものように薄く
カレンダーは四月のまま終わらない
....
なんだか
おなかがへった
ふつかも固形物をのみこんでいないから
あたりまえかもしれない
歯をみがくのがめんどくさいので
みずばかり飲んでいる
ときおりおかゆさんを食し
うがいだけですます ....
きみはきまぐれ
洗顔料をはぶらしに塗りつけて
靴を磨いている
それはちがうと虫はささやき
猫はその虫をくわえて去った
葉の落ちた柿の木がゆれる
ほりかえされた桑が叫ぶ
ハンドクリーム ....
望月 ゆきさんの竹節一二三さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
暗い川
-
竹節一二 ...
自由詩
12
05-7-13
梅雨ときみと
-
竹節一二 ...
自由詩
2
05-7-2
日がしずむころ
-
竹節一二 ...
自由詩
9
04-7-16
あめのあいだに
-
竹節一二 ...
自由詩
1
04-7-12
あしのつめ
-
竹節一二 ...
自由詩
5
04-7-10
午後
-
竹節一二 ...
自由詩
5
04-5-24
ちぢにみだれる
-
竹節一二 ...
自由詩
8
04-5-18
ひとりきりの日曜日
-
竹節一二 ...
自由詩
5
04-5-2
たびだつまえに
-
竹節一二 ...
自由詩
3
04-4-10
きまぐれ
-
竹節一二 ...
自由詩
4
04-4-5
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