それは何かの予言のようで
空の七割は雲に覆われていて
甘く温かいホットミルクに
頑なな心まで溶けて
買い置きしておいたバナナは
黒い斑点だらけになり
みずみずしさを失い
しおれていた ....
今どこにいるんですか。
そういって探しにいきたい。
あなたはあの日から全く姿をあらわさなくなった。
こんなに伝えたい言葉があるのに。
あなたが来てくれないから
あたしの贈り物は
....
いますぐに気が付く
僕らをつなぎとめるものは
余りにも脆いものだった
届きそうで届かない
このもどかしい感覚は
味わうだけでも嫌だった
僕はいつも笑っていようと思っ ....
ゆがんだ世界とうまくやっていくために
ひずんだ言葉に沈潜してゆく
絶望という名の回虫が腸の中で
成長している
季節はずれのハエが
安楽椅子で眠っている
年老いた神様の口元に
止まっている ....
好きでもない男と寝た位でなんで泣くの
そんなのよくある話じゃん
セフレとかゆうふざけた名前がちゃんとついてるし
なんでだろあの女の子のお話を聞いててもなんにも思わない
だってそれ以上の孤独や絶望なんて ....
こんなにも世界は柔らかく
日差しが踊り髪を彩り
わたしは日傘をさして笑います
わたしは死にかけた花のよう
世界を眺めるだけのものなのです
摘まれるその日を待っていた
....
姉さんは言う
「自由があったら私は飛んでるもの
自由があったら私はもっとかわいいもの」
兄さんは言う
「それじゃあ姉さん、足枷はどうなんだい
縄や枷は心に自由を与えてくれるよ ....
犯した過ち数知れず
されど今更如何にもならぬ
二度と過ち繰り返すまい
幾度と自戒し
新しき日々を積み重ぬ
君を愛することに理由なんて要るの?
僕が君を誰よりも好きってことで十分じゃない
賢い選択は
洗濯機での洗濯
どうせバカなので
賢い人のマネでもしようと
辺りを見回すけれど
手本にしたい人がいないので
バカで通していこうと思います
こんにちはと
挨拶したのに
....
逢いたいと願えば
それも罪ですか
気がつけばいつも
いるはずのない
あなたを捜しています
現実を思い知るたび
ざっくりと割れた
心の谷間から
深紅の血が溢れます
あなたの ....
きっとこのまま朽ち果てていくのだろう
だからその前にあなたを抱きしめたい
もしも僕が死んだら あなたは泣いてくれますか?
このつまらない世界に別れを告げた僕に
もしも僕が逝ったら あなたは ....