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思い出になったあなた
お願いだから あたいをよばないで
この一本道、途切れるまで
  
 
あの頃のぼくたちにイスはひとつしかなかった
半分こして座ることもできたのに
いっしょに座ることもできたのに
  
 
晴れた日にうたう歌がある
雨の日ににうたう歌がある
僕には、歌がある
  
 
あんたの「いつか」は
あたいの「いつか」ぐらい
「いつか」だよね
  
 
凍えた体を温めてくれと願ったのは、あたいの罪
躊躇なく温めてくれたのは、あなたの罪
そんな罪を、微妙なあたいたちは愛とよんだ
  
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!
たまには向きおうてもええんちゃうん?
こっちゃむいて、ほい!
  
 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり
あまりにしっくりしていて、存在すらわからない
そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ
  
 
あなたへ直線をひけないので
円をかく
今日も円をかく
  
 
恋には形があるからさ
だから、つくれるしさ
だから、こわれるしさ