すべてのおすすめ
ぼくの人生はつねに明るかった
それがいつもぼくの人生だった
これからもそうだろうし今もそうだ
失意や蹉跌におそわれるたびそんなことを思う
思うというより思い出す感じだ
ぼくは約束したことを ....
海岸沿いをレンタカーで走った
波しぶきが空にあがってゆくのが見える
それが雲になって風を待ちかまえている
すべての雲が
そんなメカニズムでできている訳ではない
でも二 ....
ま暗い部屋に時計の音がする
そのどれもが違う音だ
人生のあちこちから音がしている
間に合わないかも知れないけれど
ひとに尽くして生きてゆこう
もっと役に立てるはずだから
....
黒いアスファルト
赤と白
テールランプとヘッドライト
淋しい魚はどこにいる
愛しいあの娘はどこにいる
あなたのメルヘン雨に濡れてる
夜は暗いよ朝が辛いや
....
きょうはどないや
おまえの宇宙の出来栄えは
なあ?
大好きやで
人生ってもぐらたたきみたいや
ずっとたたいてんねん
たたかれてんねん
未来は変えること出来 ....
女の部屋を出るのは
朝ではなく夕暮れにする
その鉄則
破るほど恋をしたのは
いちどきりだった
たぶん
苦しめるの分かってた
苦しみたいと思ってた
たぶん
女の部屋を出るのは
朝 ....
ほんものの冬だから
哀しみが風に吹かれている
自信のない僕だから
西日に背中をおされている
街路樹から緑が抜ける
何百マイルも離れた大学街
女を抱きにぶっ飛ばす ....
十月さいごの日だまりが
ぼくらに光を継いでゆく
風のしたで悲しみをかまえ
いちばん好きな他人を失う
恋人の不実をまえにして
ぼくは悪くなかったのか
神様、怒って ....