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  手のひらの中に
  そっと星を隠していたら
  夜になって光りだし
  銀河系宇宙であることが
  ばれてしまった

  それは蝶のように
  よぞらをかざって ....
  

   曖昧な物に名前をつけてゆく
   切り取ってゆく
   詩を書くことは名前を奪うことだ
   いままでなかった感情や
   世界にツバをつけることだ
   新雪を汚すことだ ....
 


    眼帯をしている目医者彼岸花しおれるところを花鋏で切る

   いつまでも鳴らぬ時計よ深夜ふと台所で君に話しかけたかった

   オレンジをできれば本屋の中央に置けばいつ ....
  新鮮な空気を吸う
  一日中部屋に籠もって
  セックス・ピストルズのビデオを見たり    
  携帯電話を操作したり
  パソコンに向かったり 
  カーテンを閉め切った部屋の中 ....
   夕日が差している
   やさしい夕日だ
   母の匂いがするミルクのような
   乳のような匂いがするお酒のような
   静かさだ
   ぼくはきょう出発できなかった
   家で ....
  分からないことは分からない
  嫌いなことは嫌いだ
  はっきりいえることがいい
  分かることもある
  好きになろうとすることもある
  分からないからいいこともある
   ....
   朝3:26分起床
   いまは食事を取ったところだ
   パソコンを開くと私信が5通来ていた
   こんな真夜中に
   ぼくの作品を読んでくれるなんて
   ありがたいとおもう
  ....
  メロンが食べたい
  風呂上り
  缶コーヒーは2杯飲んだ
  パイナップルでもいい
  きょうは冷える
  パソコンの文字が見にくくなって来た
  電気をつけた
  外を見たが ....
     まだ未明である
     カーテンは閉じられたままだ
     あらゆる可能性がある
     土曜日には
     未来がある
     音楽を聴くのもいい
     ビデ ....
 

  路上からころがるビー球追いかけて草むらの中鳥が死んでる

  ヘラクレイトス持ち寄って読書会する三つ目ばかりの
 
  ブレーキをかけないままで港からそのまま海へ四人の若者

 ....
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
  ことばの枯れた井戸を掘ってみる

  夜空のように星星が輝いていた


  ぼくは夢を見たのではない

  ことばの星は無数にあるのだ

  掘削機はいらない

 ....
 

  寺山修司とは3,4度同席したことがある
  池袋のホールだったと思うが
  机を前に座っていた なんの会か忘れたが
  本の中の写真にぴったりだと思った
  鉤鼻が特徴だった だ ....
    

   十月はたそがれの国
   と呼んだのはレイ・ブラッドベリだ
   木の葉が散っている街路樹
   シャベルでかき集めては掬うのだ
   そうよんだのはジャック・プレベール ....
ペンキ職人
天野茂典




青いペンキ


台詞のない声
遠くからやってくる海
炎の青空
どこにも出てゆかない砂
ぼくの病棟が乾燥している
シマリスとあそんでいる
ナキ ....
窪ワタルさんの天野茂典さんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくの手はふつうなのだが- 天野茂典自由詩1805-3-9
新雪を汚すことだ- 天野茂典自由詩405-3-7
ハーモニカ- 天野茂典短歌205-3-4
だがドボルザークが鳴ったじゃないか- 天野茂典自由詩205-3-4
沖縄で桜が咲き始めるのはいつだろう- 天野茂典自由詩405-3-1
ブーゲンビリアの花咲く空よ- 天野茂典未詩・独白305-2-28
ローカルバスに乗って- 天野茂典自由詩305-2-28
詩はフレーズで読んでいる- 天野茂典未詩・独白605-2-27
土曜日サンバ- 天野茂典未詩・独白705-2-26
オナニーを始める娘- 天野茂典短歌605-2-20
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
プラネタリウム- 天野茂典未詩・独白505-1-15
寺山修司- 天野茂典自由詩804-11-14
卒業写真- 天野茂典自由詩7*04-10-1
ペンキ職人- 天野茂典自由詩1204-6-30

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