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ねえ お母さん
なんで私を育てたの?
育てられなかった実の娘の身代わりなの?
自分の老後の面倒をみてほしかったの?
ねえ お母さん
なんで私を育てたの?
あなたの笑顔が可愛かっ ....
駄目なお母さんでごめんね
いつも我侭言ってごめんね
でもね あなたがいるから
お母さんは生きていられるの
とっても とっても 辛くて
遠くへ行ってしまいたいと思った時も
あなたの笑顔が止め ....
今度こそ 今度こそ
何度も同じ言葉を繰り返してきた
そしてまた 同じ言葉を吐く
今度こそ
自分の中の甘え 怠惰
肉と一緒にそんなものたちを
洗い流してしまいたい
他人の視線も気に ....
産んでくれて ありがとう
絶望と悲しみの淵で
私もろとも沈まないでくれて
ありがとう
あなたのお陰で
今 私は生きています
生きていると
哀しいこと辛いことが多々あるけれど
生 ....
サラリーマンだった父の背中は
遠くて近寄りがたかった
自営業を始めた父の背中は
なんだかわからないオジサンだった
年老いた父の背中は
丸く小さくなったが
ぐんと近づいて
いろんな ....
冷たい銀色の刃を
白い腕にあて
力を入れてスーッと引く
白い皮膚に赤い筋がつく
なぜだかわからないが
心が落ち着く
けれどすぐに不安にかられ
再び刃をあてて一気に引く
何度これを繰 ....
転んで擦りむいた
歩くたびに
ズキンズキンと
痛みが伝わる
小さな傷が
私は生きている
私は生きている
と叫んでいる
なぜか痛みが心地良い
どこかいとおしいその傷は
独り転 ....
叩かれた
殴られた
蹴られた
常に恐ろしい存在だった
決して逆らわなかった
母に気に入られるように
顔色を伺って生きてきた
いつもどこか緊張していた
心の底から甘えた記憶はない
....
ふと見上げると
高層マンションが視界に入る
真っ青な空に
突き刺さる白い壁
屋上に立つ自分の姿が見えた
ああ 飛んでしまいたい
あそこから飛んだら
気持ち良いだろうか
心が穏やかになれ ....
赤ん坊が泣く
抱き上げる
お腹がすいたと泣く
抱き上げる
眠たいと泣く
抱き上げる
えくぼを見せて泣く
抱き上げる
毎日 毎日
抱き続ける
柔らかな頬
ミルク ....
離れていても近くに感じる
会わなくてもいつも心にある
不思議な存在
いつも何処かが繋がっている
けれどベッタリと張り付くことはない
会った瞬間キラキラとした思いが弾ける
悲しみと絶 ....
三十年ぶりに会った母
記憶の片隅にも無い母
けれど会った瞬間に
本当の母なのだと実感した
今まで母(と呼んでいた人)に感じていた
違和感の訳がわかった気がした
何故だかはわからない
....
真っ赤な炎に焼かれて
小さな体がさらに小さく
ただの真っ白な骨になった
小さな 小さな
わずかばかりの骨を拾い上げる
小さくて真っ白な頭蓋骨
穏やかな日々が
一瞬の煌きのように脳 ....
腹の肉 尻の肉
ぶよぶよと揺れる肉
だらりとたれる肉
肉はどんどん増殖し
私の心を包み込み
内臓を圧迫し
そしてついには
心臓をも締め上げる
そして私は
ただの肉の塊に成り果 ....
小鳥が死んだ。
何の前ぶれも無く突然落ちていた。
鳥が死んだ事に驚いたが
それよりも自分の心が波打たない事に驚いた。
何の感情もわかない。
涙も出ない。
子供の頃から色々な生き物を飼っ ....
そよ風さんさんの綾瀬のりこさんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ねえ_お母さん
-
綾瀬のり ...
自由詩
7
10-2-7
娘
-
綾瀬のり ...
自由詩
6
10-2-5
ダイエット
-
綾瀬のり ...
自由詩
8
10-2-2
ありがとう
-
綾瀬のり ...
自由詩
12
10-1-30
背中
-
綾瀬のり ...
自由詩
8
10-1-27
包丁
-
綾瀬のり ...
自由詩
5
10-1-26
傷
-
綾瀬のり ...
自由詩
7
10-1-26
母
-
綾瀬のり ...
自由詩
6
10-1-25
衝動
-
綾瀬のり ...
自由詩
5
10-1-24
ぬくもり
-
綾瀬のり ...
自由詩
7
10-1-24
友
-
綾瀬のり ...
自由詩
5
10-1-23
血
-
綾瀬のり ...
自由詩
7
10-1-22
骨
-
綾瀬のり ...
自由詩
3
10-1-22
肉
-
綾瀬のり ...
自由詩
6
10-1-22
小鳥
-
綾瀬のり ...
散文(批評 ...
11
10-1-21
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