あいという
あめだまをなめました
なんだかくすぐったくて
とけていくのは
じぶんのほうじゃないかって
ふあんになったので
はきだしました

すこし
こわかった



いぬは
 ....
狂喜!

嗚呼!
何もかもが空虚でしかない

吸い込んで
飲み下してやろうか

嗚呼、阿、
あああああ!

可笑しくて仕方がないよ
貴公の死に顔は

私が美しく ....
此の中には

白濁と黒渦しか

ございませむ



今直ぐにでも

此の首 もとを

掻き切つて

鮮血を 貴方に捧げたひのに

わたくしの目下には

哀しひ旋 ....
救済の船がやってくる

金色の雲をかきわけて
街並みも石畳も全て黄色に変えて
建物も水も全て眩しく光りながら 黄色になって
僕の街にも救済の船がやってくる

月の無い夜を瞳一杯に潤ませて ....
試行錯誤の裏の裏

銀色の鎧はマニュアル運転

カリスマもでるは変形顔面

理由の価値は1億よりは軽い

信頼を叩き潰すのは

蟻の行列

心の奥より沸き上がるのは ....
この声が風に乗ったなら、

この想いが海を渡ったなら、

無駄に独りで過ぎる今日も、

きっと救いで溢れましょう


この躯が雲に写せたら、

その雲がままで運ばれるなら、

 ....
その町には 薔薇の舞う季節がある。
薔薇の花が 花びらではなく 花個体そのものが
ほたほたと降って来るのだ。

その季節には一面が薔薇の花で埋まり
昔ながらの洋服店も 学校も ガソリ ....
舞う花びらはどこへいく
いつかはこの地に落ちるのに
しっかと根付いた木から離れ
ひとひら ひとひら 
散ってゆく

たとえふうわり飛べたとて
風のきまぐれにまどわされ
たとえひらひら飛 ....
夕焼け空
朱に染まる

黒い飛影を残し

高みを一心に飛ぶ鳥
一羽の孤独

生きる事の痛みを

悼む
夏のそらばかりが 身をせめる
南風の吠ゆる 島の岬に
母のかたみの 赤い櫛で
髪を梳く 

罪を乞うでなく
罰をあがなう 身にもあらず

まばゆく うれしそうに
紺碧色に待つ 海 ....
星の輝く綺麗な森で 
ふたりの影が踊ってる 
それは一枚の絵画の様な 
光り輝く光景でした 

語らう二人を陰で見つめ 
私は破裂しそうで ....
贋物の舟をだして

ほんものの海をゆく

実際は泳いでいたのだが

贋物の舟にのってることにした

海をゆくディティールは

泳ぐ者のそれだった

海は偶然にみちていた

 ....
「醜いでせう
この左眼は魚眼なのですよ
さあ、醜いと僕を罵れば良ひ

さあ、さあ、さあ!」


少女は応ふ
「なんと美しひ眼球なのでせう
澄んだ青いろをしているでは在りませむ ....
きみが
名づけるにいたったもの、反
宿命の、それ

繰り返すことができないもののはず
だった、それでも車輪は回る、夜
に、人知れず
帰郷した、きみを運んでいる
もの、それも
 ....
古いあたしが褪せてゆく
散った涙に悔しさを流す
太陽がはがれる
淡い憎しみが滲む頬
ぬぐって、
ぬぐって!
ぬぐってよ!
手の甲を焦がすほど強く
きっと皮膚の再生は追いつかない
きっ ....
ふと目を上げると向かい側には同い年くらいのひと
高尾山にでも登るのかいかにもって雰囲気で
ひと待ち顔でおしゃれなデイパックを開けたり閉めたり

わたしと言えばパン教室のお友達を待っていて
忘 ....
 
自分を求めてくれる
自分を必要としてくれる
 
そういうモノに
ヒトは依存する
 
木漏れ陽や影が
昼の星を見ている
羽は
羽から目をそらす


家の裏の沼には
家が沈んでいる
建つものもなく
枠は増える


   翳りが
    ....
ぼくらはなにを知りたいのだろう

ぼくらはどこに歩き出したいのだろう

殺人したことのない人の方が圧倒的に多い

春に花を咲かせる桜木の方が圧倒的に多い

圧倒的に少ない事象に気をとめ ....
見わたすかぎり
あおあおと
海原
さみしげに
小舟が一艘

のどがかわいて
哀しくなった

水はこんなにあるじゃあないか

いのちによく似た絶望が
きらきらと
世界の途切れる ....
呼吸を実感したくて
息を止めると
きみはどうしたのと笑った
どうもしてないよ
ただ
死んでみたくなっただけ
そう言って僕も笑った

昨日僕が鍵を閉めた
空調の整った部屋
まるい天井 ....
息をするのも 罪に思うのは
許されない 嘘をついたから
いつも通り 心を閉じて 目を開けた

まだ 悲しみが足りないと 笑う僕

ほら 優しさが足りないと 包む君

綴る生物になりたい ....
この世界は水没します
誰ともなくそう言い出して

だから、逃げよう
あの電車に乗って
そう言われたわたしは
貴方のことをしらないのだけど
きっと 愛していたらしい

真夏は去ったのに ....
言いたい放題
言われてしまった

でも、
自分は
たしかに
大した器じゃない

けれど、
大した関わりもない人が
たぶんに狭い了見で
よくもまあ
あんなに細々
あんな ....
      .
わたしがそこから生まれた大気圏よ
雨よ 雲よ
いつもわたしを天蓋のように包む
大いなる父よ 母よ
      .
わずか十分の一、ニ度体温が上がっただけで
世界中の人間が ....
人生はゲームだ

このステージに産まれた瞬間に

ゲームはスタートする

プレイヤーは自分自身を操作して

攻略を開始する

プレイヤーによってエンディグはバラバラ

けして同 ....
時計の振り子
あなたの寝息

輝く星
冷たい空気

夜の静寂
私の時間


幸せになりたかった私
この一瞬を
こうして残しながら


幸せをかみしめる
いい夢が見られますように

女王は18mの天井を見あげ、そう囁いた

寒くて眠れない

ローズの芳香がオーロラのようにベッドを覆い

時間が夜空を右にうつろう

シーツに ....
あの人は、なぜ孤独を感じないのだろうか
空を埋め尽くすほど広がる楕円形の雲が
優雅に進む鯨の群れのように見えた


しばらく人とは会えない
門番の役目は
乳白色の雲と
深く厳しく断絶さ ....
僕らが地球にいる限り
必ず朝はやって来る
人の心は無視をして、
勝手に朝はやって来る。

だけれど僕らは厄介な
感情抱えて生きるから
無であるはずの朝にさえ、
その日の気分を映し出す。 ....
aokageさんのおすすめリスト(260)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あめだま- 小原あき自由詩13*09-11-12
愚者の足掻き- やぶさめ自由詩209-11-12
少女傀儡- やぶさめ自由詩109-11-12
救済の船- 三森 攣自由詩309-11-12
有効期限ギリギリの天国行きチケット- こめ自由詩1109-11-12
幸福ローテーション- 邦秋自由詩1*09-11-11
薔薇の舞う季節- 田園自由詩309-11-11
地球の花- 朧月自由詩309-11-11
悼む- ゆびのお ...自由詩209-11-11
「ゆりと兵士」- 月乃助自由詩14*09-11-11
よくある神話- 雨流れ。自由詩3*09-11-11
贋物の舟をだして- 吉岡ペペ ...自由詩909-11-10
眼帯少年は愛を知る- やぶさめ自由詩209-11-10
きみが名づけるにいたったもの- こもん自由詩309-11-10
水平線- 百瀬朝子自由詩3*09-11-10
あかねいろのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*09-11-10
知らぬ間の依存- 次元☆★自由詩3*09-11-10
水の遍歴- 木立 悟自由詩509-11-10
意味と行方- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-8
波まくら- 蠍星自由詩6*09-11-8
二人芝居- アオゾラ ...自由詩709-11-8
忘れられないうた- 蒼穹自由詩3*09-11-8
奇病_夢- きりはら ...自由詩209-11-8
戦友- 千波 一 ...自由詩6*09-11-8
大気頌- Giton自由詩2*09-11-8
人生ゲーム- こめ自由詩1509-11-8
幸せを掴む今- 舞狐自由詩209-11-8
この城でヒトリで蛾をして- ひとなつ自由詩2*09-11-7
漂白の意図- 相田 九 ...自由詩409-11-7
それでも朝はやって来る- 邦秋自由詩1*09-11-7

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