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いつの間にか裸足だった
あてのない旅をしていた

気付いたらここがどこかよく分からなかった
草原を目指していたような気がするが
はたしてここは岩ばかりだ

ああそうだ
この頬を ....
あの夕焼けを誰よりも美しくしたためることが出来るなら
まかり間違って詩人になってもいいと思ったわけだし
ポジティブシンキングで幸せになることはないことぐらい
鱗を散らして空に溺れた魚の目を見るよ ....
トロイメライの草いきれ
揚げ花火の調べ
命の水源から零れ出す、フラクタルな哀しみと
誰にでも、生きている限り、幸せになる権利がある
ということ


花火が落ちた焼け跡の空にも
 ....
シタールの音が哀切を持って
時を切り刻んでくれるような気がする
立冬を迎えた土曜日の夕暮れには
今年はついぞ聞くことの無かった
ヒグラシが似合うのだと思う
枯れ草を燻す煙がどこからか ....
都志雄さんのしろうさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裸足のブリキ- しろう自由詩9*10-4-30
日暮さん- しろう自由詩4*10-3-26
トロイメライの夢- しろう自由詩109-11-29
ヒグラシのヴィオロン- しろう自由詩109-11-29

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