すべてのおすすめ
自らの愚かな手で
目の前をさえぎる沼を
つくり出してしまった時は
でくのぼうとなって立ち止まり
かけがえなき友の背後から吹き抜ける
風の言葉に耳を澄まそう
私は木になりたかった
幾 ....
窓辺のてーぶる
並んだふたつの影を朝日に落とす
じゃがいも・いちご
似ても似つかぬ後姿の影を背に
似た たましいの まなざしそろえ
窓の外に光のたまる
明るいほうへ *
....
雨にうすく濡れた歩道の中心に
盲人用の黄色い凸凸道が
遠くへと敷かれている
いつもそ知らぬ顔で歩いていたが
凸凸道を求めているのは
よろけた歩みで目線の定まらない自分だった
黒いこ ....
「焼ぁ〜き芋ぉ〜、
石焼ぁ〜き芋、焼芋ぉ〜」
日も暮れた
裸木の並ぶ川沿いの道を
赤ちょうちんの焼芋屋が
ゆっくり ゆっくり 歩いてく
後ろからもんぺの{ルビ懐=ふところ ....
さびしさに
ひざをかかえて
タオルケットははいだまま
「る」の字でねむる
あの{ルビ娘=こ}は今頃
遠い空の下
今夜も誰かに抱かれて
求めあう「る」と「る」を
くみあわせてる
....
千月 話子さんの服部 剛さんおすすめリスト
(35)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
羊雲を仰いで
-
服部 剛
自由詩
14*
05-5-25
早朝の青空に消ゆ_みすずノ星の_澄んだ瞳に見守られ・・・
-
服部 剛
自由詩
12*
05-2-1
浮顔
-
服部 剛
自由詩
11*
04-12-26
婆ノ衣
-
服部 剛
自由詩
13*
04-12-19
「る」
-
服部 剛
未詩・独白
31*
04-7-9
1
2
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する