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レンズ越しに見える葬列
蛙の鳴き声に包まれて
猫背のわたしは
足跡のない欠けた部屋にいる
栗の木が窓の方へ手をのばして握手を求めるけど
押し出してくる風のせいにして逃げ出した
さっ ....
ひどく眩しい夕焼けになりたくて
淀んだ緑の中で両手をひろげたけど
光は私を見下ろしただけで
何も言ってはくれなかった
出来るだけここに居たい
神様 その本に青空は
星屑にだけ涙が流れて ....
ねえ、遠くの君がゆるやかに流れて
形にならない欠けてしまった星たちが
泣きながら私の跡を追って
並べられた言葉に色をつけてゆくけれど
まだ太陽のはにかんだ顔を忘れずにいたい
もう ....
キムラタツオさんの佐藤章子さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
火葬
-
佐藤章子
自由詩
7
09-9-25
拍車
-
佐藤章子
自由詩
4
09-9-21
ひかり
-
佐藤章子
自由詩
7
09-9-19
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