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屋上で風をみていた君とわたしの背中には羽が生えない
望んでいないところに種は蒔かれない
潤いなどない足の付け根にいつも息を吐き出す他人には
顔がないものだから頭のなかで君の眉間のしわを貼り付けて ....
ハロー。ハロー。現在は午前0時。製氷器の夜の始まり。僕の心の灰色に濁る部分が、とろとろと、どろどろと、流れ出していきます。うつぶせ。あおむけ。寝がえり。どうしたって零れていきます。ハロー。ハロ .... アイデンティティの喪失なんて言うほど大仰なもんではないにしろ
僕はやっぱり珈琲を美味しく飲もうと思って駅前に行く

アザミが何本か生えている筈の丘は
見事に草が刈り取られていて
アザ ....
おかあさんがわたしをうんだので
わたしはおねえちゃんをうんで
おねえちゃんがまっさらなわたしをうんだらいいな
単細胞生物みたいに生きられるわたしを
おねえちゃんにうんでほしいんだ

わたし ....
わたしの持つ薬はどれも白いから
毎晩飲む度にわたしは呆けていく
(わたしがその日あかくてもみどりでも幸福なきいろでも)
あまり仲がよろしくない為に
ねむりを思い出すのに2、3時間を要してしまう ....
キムラタツオさんのあぐりさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名前を教えてあげる- あぐり自由詩4*09-10-7
製氷器。午前0時。- あぐり自由詩3*09-9-18
人差し指の肯定- あぐり自由詩2*09-9-11
まっさらなほどの欠如を- あぐり自由詩9*09-9-11
眠る為の色はなにいろだろうか- あぐり自由詩5*09-9-9

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