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ハロー、ハロー、聞こえますか?
そちらの調子はどうですか?
こちらは相変わらずといったところです
今日もどこかで戦争です
死んでいく子供達に
誰かが可哀相だと言いました
とりあえず僕も ....
玩具売り場の前から幼児の泣き声が
人の溢れた地下街広場に響いて
若い夫婦の困惑が子供を叱る
幼児と親と対立する主張は
地下街の雑踏を立ち止まらせ
黙らせる
己の主張が通らない ....
星をよけて歩きたい
君の疲れをとるために
夜風もそろそろあたたかくなりました
自分のカラダを
抱くために回す腕
融けだしそうな暗闇に
負けないよに抱きしめる
意味探し
ぬくもり ....
さかあがりが できないころ
さかあがりのあいまに
けんかした
さかあがりのあいまに
学校へ 行った
おまえんちの家の前の空き地に
むかし なまくびが ならべら ....
誰もお前なんか見たくないんだ
視界に入っているだけなんだお前は
フレームの中にお前がいるから
見たくもないのに見えてしまうんだ
だから早くパンツを穿いて家に帰れ
公務員試験の勉強を始めるんだ ....
白とピンクの花が混じりあい
知らない色が茂る
どちらも増えようとして消える
相手の居場所までとろうと思わなければ
変わらずにいられたのに
住みやすい土へ
どちらともなく根をのばし
....
「なあ俺たち元のさやに戻ろうよ」
「そんな折り畳み傘みたいに簡単に言わないでよ
よしんば傘じゃなく私が刀だったとしたら
私と一緒にさやに戻るあなたは何なの?」
「つば」
「つばが鞘の中に ....
思い出が劣化する
音も色も失った浜辺
貝殻に耳をつけて
波音が聞こえたことなんか
ただの一度もなかった
こういう場所に来ると
スクレロフォビィによく会う
スクレロフォビィが
いちばんいなさそうな場所なのにね
なぜか集まってるのは
スクレロフォビィばっかりだったりする
*
私達 ....