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おまえのまわりをふみにじれば

おれはおまえをけがしてしまう

おまえをいさぎよくたちきれば

ひとりひかりのかなしみになる

おれはそうなれるほど強くない


くるしくてかなし ....
君の向こう

朝のひかりは

ガスコンロ

その火の青さ

その火の青さ

しずかの海


あらゆる無機物も有機物も

独自の発火点や燃焼点を持っている

太陽の温度 ....
完全な暗闇のなかにいる以外

孤独はそのふりをしているだけだ

天井の模様がうっすらとなにかを象徴している

こうやって天井を見つめていても

そこに孤独はカケラもなかった

思考 ....
夜のまんなかで

煌々と

月は月している

そのまわりに散らばった

それぞれの場所で

星たちは星している



宇宙はなにを


ものまねして


いるの ....
もう腹を立てたりするのはやめよう

ぼくにはひとを裁く権利などないのだから

あらゆるイマジネーションを使って

ぼく自身に置き換えてしまうのだ

身に覚えがないとしても

身に覚 ....
天文館通でスナックのあとラーメン、定番だ

芋焼酎は白い

脈絡もないことを思いながら歩いている

麺はのこしておいてよかったな

酔ったからだをホテルまで動かしている


出張 ....
女を助手席から蹴り出して

さよならをした帰り道

青灰いろが焦げています

秋夜のむこうに燈るのです


燃えたのです

赤いパンティーが棄てられて

ペニスをくわえて貴女 ....
相手とうまくいかないとき

相手はこちらを

じぶんの都合ばかり

押し付けてくる奴だと思っている

こちらはこちらで

相手のことをそう思っている

そんなもどかしさとサヨナ ....
悲しみにはぐれて

頭だけで歩いている

まだ銀杏は緑いろだ

頭も肉体の一部なのに

頭は肉体と比べられている

肉体のほうが信用されている

それこそ嘘だ

坂道は薄曇 ....
まだ頭で祈っている
まだ全身で祈れていない

全身全霊だ

頭で祈っていることを体感している、というのもおかしな話だが
全身全霊とはよく言ったものだ
頭で祈っていると祈りは持続しない
 ....
融け合わない哀しみは

幸せを幻のように遠ざける

歩道にこぼれている優しい光に

薄い肉のような影が散っている

あなたからのメールに

意地になって返信している

僕のわが ....
西天 龍さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとりひかりの- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-19
しずかの海- 吉岡ペペ ...自由詩210-12-12
孤独のカケラ- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-15
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-3
ぼくは祈りしか持たない- 吉岡ペペ ...自由詩709-10-25
酔いに想う- 吉岡ペペ ...自由詩4*09-10-17
秋夜のむこう- 吉岡ペペ ...自由詩509-10-1
もどかしくないか- 吉岡ペペ ...自由詩509-10-1
肉体の思考- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-26
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-25
太陽の予告- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-21

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