すべてのおすすめ
窓辺にうつる

あたしの頬が

便箋に文字をしたためる

不惑は遅くて

別々のよるが

哀しみをガラスで仕切る


こんどの夢は

ながすぎたメルヘン

こんどの愛 ....
四日の夜には息子と散歩をした
息子は自慢話を聞かせてくれた
子供ってたぶんみんなそうだ

ふしぎな月の夜だった
月のまわりにおおきな円弧がかかっている
それを息子に教えた

お父さん、 ....
うっすらと

冷えた微風にほんのりと

さやかな湿度とキンモクセイ

夜道をスーツは落ちてゆく

まよこを電車が落ちてゆく

ほんのりと

さやかな湿度と焚火のなごり

胸 ....
風が吹いている

青く灰色のピンクの影のなか

夕暮れの香りが運ばれている


いちにちは

誰にかやさしい終わりを告げる

よるに棲息する

わたしは無生物になるでしょう
 ....
ぼくは腹を立てない

それはじぶんだからだ

じぶんを比喩して

それは目のまえにあるだけだからだ


ぼくを見つめた誰かの

その追憶をぼくは辿る


どこか遠くで

 ....
十月の午前の窓は開いていた

どこか遠くで冷やされた風

部屋はあのときの青に澄んでいた


十年ほどまえ商用で行ったアルゼンチン

仕事を昼までに終え

通訳兼運転手の日本人が ....
わたしの思考と身体が
世界と和解していたという事実!

サングラスをはずすと
世界が懐かしい光のなかにあった


サングラスは
ゴルフのときにだけすると決めている
サングラスがわたし ....
青灰いろの

ひかりのなかに愛人が寝ている

そとからは虫の音がしている

その不規則な音を聴いている

家族には嘘をついている

この関係は

肉欲と所有欲だけかも知れない
 ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
まりあ、あーめん
あーべまーてる、まりあ、あーめん
あーべまーてる、まりあ、あーめん

キリスト者はその昔

神の物語に身を重ね

沈黙こそが愛なのだ

神の苦悩に同苦した

 ....
八月さいごの夜の風

この世とあの世を

つないでいる価値観は

これでこのままで

良いはずなんだと祈りきかせる

八月さいごの夜の風

商店街を吹きわたる

球場ちかく ....
ぼくは何処にいきますか

さびしくて

あたたかなところですか

かなしくて

きよらかなところですか


ひかりや風は

なにを教えてくれますか

太陽と木々は

 ....
異常気象というけれど

二十四節気はまだ狂っていないようだ

啓蟄にはたしかに土の匂いが漂いだすし

きのうは処暑で

あきらかに暑さが退散している

加害者づらしてエコを論ずるよ ....
楽しかったよ。
4回くらい泣いたけど楽しかったよ。
○○さんさよなら。。。

むかしなら

ほんとうの気持ちを

ほじくりかえさなければ

気が済まなかった

楽しかったよ。
 ....
ひとの悲しみは

心と身体で感じて

はじめて分かるものだ

あたまで理解しても

思えているかは分からない

ひとの悲しみを聞いても

いいことを言わないようにしている

 ....
田んぼの道ぬけて

山ひとつ越えて市街地に帰った

藍いろの街のひかり

遠くからだからかやさしい眺めだ


あのひかりの中でぼくは

ハードルを下げたまま生きているひとを

 ....
戦争について考えることは

それは有益なことなのだろうか

平和についても

それは有益なことなのだろうか

幸福について考えることこそ

有益なことなのではないだろうか

戦 ....
ミツバチさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(47)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとり唄- 吉岡ペペ ...自由詩809-10-27
四日の夜- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-23
子を想う- 吉岡ペペ ...自由詩1709-10-21
夕暮れのあしあと- 吉岡ペペ ...自由詩1809-10-18
満ちてゆく- 吉岡ペペ ...自由詩609-10-6
どこか遠くで- 吉岡ペペ ...自由詩1109-10-4
和解していた- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-27
朝、秋を知る- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-27
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
沈黙- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-2
九月の調べ- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-31
太陽と木々- 吉岡ペペ ...自由詩209-8-29
処暑- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-25
別れのメール- 吉岡ペペ ...自由詩309-8-24
流儀- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-24
夜景の憂鬱- 吉岡ペペ ...自由詩809-8-22
時間という海- 吉岡ペペ ...自由詩909-8-16

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する