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光沢するチラシの千箇寺
一種類一枚ずつ折り込んで
束ねて舐める唇に ぴとり 貼りつく
拭えない合成洗剤と摩擦熱
指紋と一緒に綴じて
継続。
継続。
虚構が隣に ....
楕円の踊る 炎の中へ
熱くない驚きよりも
息のできない
もどかしさで満ちる
なつかしいオレンジ色
ちろちろと
溶けだして
....
傘はふらりと咲く
街路樹はそれを見送り
またひとつ あかるくなった
ヨーグルトが発酵する
毛布はその音を包み
またひとつ あかるくなった
玄関のチャイムが鳴る
握手を交わし
....
前世と来世の間 彼の世にて
無数の吾が私になる前の構想
吾に5本の指がついている場合
オノコになるだろうか
うむ、メノコやも知れぬ
吾はさっそく5本の指だけを拝借して
予行練習 ....
王麗の木箱から
はみでた毛糸は
そろりと巻くか
するりと着てしまうには
あまりにも遠く
フランソワの無邪気に
毛が纏わり
駆けてく山羊の
背にもう一度
ふれようと
毛糸に手を通す ....
イニシエから針刺し鼓動する 族 習慣にならない呼吸の連続
特急烈士の裾は太陽に照らし 服 Freeの砂漠地帯穴3つ
勝負に運願は簀巻き垂れ流し 糸 己を守り袋の中で安住する
実りてなおと ....