僕の庭には不思議がいっぱい
黄昏の影の傾くところ
時間とともに変わってく
はてさて僕のいる場所は?

僕の庭には不思議がいっぱい
落ち葉の言葉を聞くかかと
踏んでも踏んでもぶつくさと
 ....
声はできたら出さないで
奥の鼓膜が興奮しちゃうから


壁を叩きすぎて血まみれの左手
これじゃあ愛を確かめられないね
長い舌で慰める
動脈の臭いが鼻を擽った

震える睫毛に偽りの味
 ....
今夜も蜜のような月が出た
夜を飛ぶにはふさわしい月夜だ

さあ窓を開けて
翼なんかいらない
飛ぼうと思う気持ちさえあれば
どこへだって飛んで行ける

蒼い闇に溶けて行く
この高揚とし ....
スキの逆はキスなんだよねぇ
好きの逆は嫌いなのに
おかしいよねぇ

あたしたち、キスばっかりしてて


おかしいよねぇ
風はそよいでいる
海を山を野原を高原を

そして丘の大きな木の下で
鍵盤にしがみつく青年をみつける

ピアノを奏でようと必死だが
しばらくみつめても音は出ない

風は額の汗を拭い
 ....
風に乗せて飛ばす花びら
薄紫色の想いを込めて
勿忘草の空へ問いかけるの
憶えているかしら 花の色
風も季節もあの頃のまま
ただあなたの心だけ変わったの
ねえ時を止めて
おとぎ話をこわさな ....
虹を見ていた
空に放物線を描く光の帯を
虹を見ていた
あの日君と眺めた七色の輝きを
虹を見ていた
ただ黙って見ていた
思い出は今も胸に消えない懐かしい橋をかける

あの日僕らは雨上がり ....
蒼い影を映して続く冬の森には
透き通った何かが隠れている
凛と張りつめた空気の中で
何かが動き始めている
それは凍りついた木々の向こうに
広がるはるかな世界
白いやさしい{ルビ時間=とき} ....
ぼくが遅れてきたからね
君のことが見つからなくても
しかたのないことなんだ

いつも遅れてしまう
バスにも試験にも
日焼けしたり、泣いたりするのも
少しだけみんなより後で
時計やカレン ....
月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る

のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
秋めいた頃
あの丘の上に
古城があったような気がします

前に見たことあるような
なつかしい
古城があったような気がします

それから何日か経って
私の心に古城が建ちました

前 ....
きらきら きらきら
シルバースター
しんしん しんしん
夜の音
ぴかぴか ぴかぴか
イエロームーン
ぴこぴこ ぴこぴこ
空飛ぶ円盤
朝はこくこくと
近づいている
青空の色を教えて欲しい
熱帯の色を教えて欲しい
と女は言う

なんだかこの世の終わりから2番目のような
質問をしてくるので
わたしは無口になった

海へ行ってサングラスかけて
焼 ....
 
 
 通学途中のサイクリングロード
 今日、 
 見つけた屍骸は5匹。

 太陽は

 相も変わらず肌を痛めつけるが
 もう 日焼け止めなどは塗らずに
 あえて抵抗しないことに ....
星も見えない
どこまでも暗い夜
ごうごうと唸る夜の咆哮と
草原を吹き渡る風の音だけが響く

僕はひとりきりの部屋で
夜が明けるのを
時が訪れるのを
ただじっと待っている
わずかに僕を ....
海だって
ずっともぐれば
マントルに着くし

空だって
ずっとのぼれば
宇宙になるし

宇宙だって
ずっとずっと先には
きっと終わりがあって


永遠なんて どこにも存在 ....
お互いグーしか出せないから出会えたんでしょう?






他に出せる手があると知りながら。
僕がなかなか寝ないので
ママが「おやすみなさい」の森へ
行きなさいと言った
僕はしかたがないので
安心毛布を引きずって
「おやすみなさい」の森へ向かう

森は暗くて静かだった
誰もいな ....
どこにも行かないで
そばにいてみつめて

月も凍えるこんな夜は
誰もが人恋しさに震えながら
星の{ルビ運命=さだめ}に想いを寄せるの

流星がスパークしながら
落ちて行くわ涙のように
 ....
月明かりに揺れる影を追いかけて
僕は真夜中を走り抜ける
君の姿は見えないけれど
きっといつかつかまえてみせるよ

みんなが寝静まった真夜中
僕たちは追いかけっこをする
君はうまい具合に影 ....
くちべにがなかったので

苺ジャムを のせてみた



妖しく光るくちびるは

あまい香りとふつりあい



苺畑に迷い込んだ王子様が

このくちびるに

くちづけ ....
何を書きたいのか忘れてしまった










































 ....
飴玉舐めてるその舌は
誰を捕らえる準備をしている?
恋の天使は皆の周りにいるのです


じゃぁ、なんでもてない人がいるのかって?

それは、天使は恋を運ぶだけだから
自分が恋なんてしたことがないから
いつも恋とは違うものを運んでくる天使も ....
片思い 思った瞬間 恋になる。 ガムってすごい恋愛の基本だと思うんだよね

その存在自体とか
言葉の重さとか
銀紙の包み具合とか
甘さとか


すぐ捨てられるところとか。
青春から春を取ってしまって
絶望の青しか残らなかったのさ。
桜を 視姦して 殺した 性犯罪者達 酒に 酔う。 宇宙のはての匂いがする

白いキラキラした星屑を溶かしていく

ブラックホールをかき混ぜる

それを胃の中で

ビックバンさせて甘い顔する君は

悪魔かい?
青いリボンが似合ってる
テディベアを抱いて
恋の炎を静かに燃やして
君の顔を見て
静かに告白

月がちりん、と
揺れました。
ゆりあさんのおすすめリスト(126)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕の庭には不思議がいっぱい- 未有花自由詩8*08-10-11
白濁な涙は、苦い- 愛の嗚咽自由詩208-9-20
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リラの夢- 未有花自由詩9*08-5-8
虹を見ていた- 未有花自由詩17*08-2-18
新しい年のために- 未有花自由詩11*08-1-4
ぼくが遅れてきたからね- 佐野みお自由詩407-12-18
月とユニコーン- 未有花自由詩11*07-11-12
古城- 未有花自由詩11*07-9-19
夜明け- 未有花自由詩9*07-9-5
A.M.__口- ヨルノテ ...自由詩407-8-30
セブンデイズ- かとうゆ ...自由詩207-8-7
草原にて- 未有花自由詩18*07-3-19
永遠の在処。- かとうゆ ...自由詩407-3-3
ジャンケン- くしゃみ自由詩3*07-2-24
「おやすみなさい」の森- 未有花自由詩16*06-12-27
神話- 未有花自由詩11*06-12-4
真夜中遊戯- 未有花自由詩8*06-11-10
苺ジャム幻想- かとうゆ ...自由詩5*06-10-19
彼女に充てる手紙- くしゃみ自由詩4*06-1-18
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片思い- くしゃみ俳句6*05-4-29
ガム- くしゃみ自由詩2*05-4-27
浪人生の独り言- くしゃみ未詩・独白5*05-4-23
性犯罪者達- くしゃみ未詩・独白2*05-4-19
コーヒー- くしゃみ自由詩6*05-4-5
テディベア- くしゃみ自由詩5*05-3-12

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