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雨の匂いがする
埃っぽい陽射しの名残りを弔って
闇に隠れ
秘密裏に行われる洗礼は
いつしか
もっと内側まで注がれるはず、
そんなことを
どこか信じている
陰音階の音だけ降らせ
目に見　.... あの日の高い空と
りんどうの青むらさきを覚えている
明日からのひとりを
蜜のような孤独だと
わたしは微笑んでいたと思う


傍らの古いラジオが
虫の声のように囁き
夏色を少しずつ　....

sironekoさんの銀猫さんおすすめリスト（2）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
雨音	- 銀猫	自由詩	23*	09-5-28
夏色日記より	- 銀猫	自由詩	10*	08-8-17

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