すべてのおすすめ
各々が異界へと行く書を携えて
書を取ると旅始まるだろう 今 ここで
長い夢の中で 秋分を迎える
シルクのパジャマ着て 木星周回軌道へ
重力を打ち消すような秋の陽 ....
夏 愛着のタオルのように使い込まれたよ
夏をカバンに入れて持ち去る
曇天に街が映り込む電飾 キラリ
都市が閃いて詩文が海溝に積もる
アスファルト・鉄筋・車軸 振 ....
アフポフのピのキのキ見よ緋のポプラ
めのふたつ眼に落ちる出目金魚
青い血のほとばしり出る蜥蜴かな
悪王を蝦蟇の海へと捨てるなり
平地を山と思いて上りおり