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陽炎を踏み越え君は手を振って、あちら側へと行ってしまった
家じゅうを掻きまわしつつ探したが、あの日の記憶が見つかりません
路傍にはいつも死骸が落ちている、人かも知れぬ、見ない振りす ....
くしゃくしゃに泣いた君の赤い頬がりんごのようでただ撫でている
タイミングがわからなくてと前置いてミョウジで呼ぶのを廃止した君
気に入らない写真を見ては千切っている君の背中が ....
好きだよとあなた言うからアヒル口
してみただけどぶりっこみたい
破蓮の残骸の
真っ心に
空みつけて雪ぐ
ひとひらの君
※読み 空(から/くう/そら)