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第一章 権利

 君をみたす酸素分子はさだめられた方角を見失うとき、霧となる。池のおもてで朝日が砕かれてゆくのを、君は燃える指でなぞる。どこまでが記憶なのだろうかと、問うこともしない。背後にあいた ....
細かにえぐられた容積を抱え込む椎の木立が潜熱としての意味を失う地点であてどなくさざ波は広がる。枝間からこぼれ落ちる木の葉ははじまりを告げる単音を虚空に受精させ大気がむららと熟するのを苔のように待つ。
 ....
たかぼさんの葉leafさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
法学- 葉leaf自由詩19*05-7-28
滅び- 葉leaf自由詩12*05-4-22

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