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ぼくは というと
このからだに いま とどまっている
このからだが うごくことを やめたとき
ぼくは からだと ともに
たしかな きおくを おいて
どこへ つながってゆくのか
わか ....
歳をとって丸くなるってヤツァ
石が川を流され流されてゆくうちに
丸くなるのと似てやがるよナァ
いつか俺も人生ってヤツを
乗りこなしたり、流されたりしちまってヨォ
ちっちぇ石に成長する ....
まぶたのうえから
なぞる
いたみを
きみは
またしらんぷり
くるしい
ことば
むねに
しずめて
ふりかえり
くちつぐみ
またあるいてゆく
いっぽん
す ....
あなたの
よるを
こえた
ゴールは
しずかなもの
いまはまだ
だれにも
いわず
そっと
あなたを
おしむの
わたしの
かなしみは
だれにも
せおえない
あ ....
私の家には、かあさまととうさまと私の妹が住んでいた。
かあさまのゆりかごはいつもの窓辺でゆれていた。
その窓辺からは心地よい風だけがかあさまに吹いた。
ゆりかごに座ったかあさまは、瞳を閉じ ....
ぼくらは
たがいの
ふちの
うえに
たつことは
あるけれど
その
ふちの
そこは
きっと
ひとり
ひとりの
ばしょで
きこえては
いるけれど
ぼくしか
....
とざしたまま
あがいていた
なのに
わかって
もらいたくて
しっていることと
そのようにあることとは
ちがうのだと
ひとりの
みずは
かりん、と
こおった
きみ ....