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変わらない景色に馴染めなくて
冬の雨も相変わらず嫌いなままだ
冷たい言葉遊びに対して
拒絶という、純粋すぎる答えを与えてくれた
微かにも願ったことがあったなら
さらば、青い花
....
騙された方がきっと馬鹿なのだろう
色褪せてゆく写真をいつまでも握り締め
捨てる機会を伺っていた
自発的な行動が出来ないまま
差し伸べられた救いの手にすがり付くも
それは青白く冷たいレ ....
平坦な道をとぼとぼ歩いていくことが
いつしか当たり前になっていて
地図にない道を通ろうとすることを
鼻で笑うことが多くなった
冗談を言うつもりはさらさらない
仮にそうであったとしても
....
かつて心を置き去りにした土地で
足元を掬われないように前へ、前へ
敷き詰められた岩の隙間で浮かんでいるのは
汚れた発泡スチロールの欠片ばかり
忘れられたオモチャの残骸は
ひきつった笑顔を崩さないよう ....
誰かを好きになることで
その人を幸せにできると思っていた
そんな過ちを振りかざし
頬を赤く汚してきた
殺さなければいけないものは
純粋紛いの青春か
人のせいにしておけば
きっ ....
手離したはずの選択肢
見渡すことの優越感と
逆戻りする緊張に枝分かれして
毛細血管に絡み付きながら
そっと微笑みに呼び掛けている
遠くなった残り香は
脱け殻を捨てることを拒んだ
....
きっかけなんてないままに
特別な理由には目もくれず
ただ夢中で積み上げていく
行けるところまで行ってみよう、と
そんな毎日が楽しみでした
円柱形の白いもの
どこで拾ってきた ....
幸せの疑似体験をした翌朝
依然として闘病生活の真っ只中で
生理的欲求をめいいっぱいに吐き出した
軽い貧血に対して冷静な自分を
少しばかり嫌になる
嫌いなものを嫌いと言えて
好きなも ....
流線形を手がかりに
ピースを一つはめてみた
ぴったり落ち着くことが楽しくて
暇潰しではなくなっていた
ピースが足りないから毎日のように探し歩いた
埃の積もるベッドの下
ジレンマの隙 ....
例えば園児の初恋のように
互いに思いやることが幸せなら
目を合わせて顔を赤らめることが
どれほど可愛いことだろうか
ドキドキを無邪気に笑って誤魔化した
持ち合わせていない感覚
....
健気に鳴き続ける蟋蟀に嫉妬した夜は
何も思い浮かべることが出来なくて
言い訳の代わりに意地っ張りな顔をしてみる
涙を落とす理由がどこにも見つからない
時々、弱くありたいと考えてしまう
....
腐敗からごみ屑を拾い集め
給水塔をふと見上げる
エントランスの足音は独りぼっち
曇天の下、ふわり
枯れ葉が一枚舞っていた
音信不通にただ落胆
誰も悪くない、悪くはない
南京錠を掛 ....
光の跡を指で辿って
途切れては、また
切なる時間の中にいる
瞬きに願いを乗せることもなく
水面に寄り添うのは
想いが透き通るから
清水に耳を傾けるのは
貴方の声を ....
ノートの一番後ろのページに
言い表せない想いを小さく綴っては
どんな風に貴方に伝えようかと
やるせなく頬杖をついた
本当はこんな言葉なんて
グチャグチャに丸めてしまえば良かったんだ
....
世界が滅びてしまえばいいと思ったことがあります
みんな死んでしまえばいいと思ったことがあります
その後の話なんて知りません
思ってみたりみなかったりですから
エゴイズムのエゴイズムですから
....
月乃助さんの中原 那由多さんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
さらば
-
中原 那 ...
自由詩
10*
10-1-10
見かけ倒し
-
中原 那 ...
自由詩
12
09-12-15
あまのじゃく
-
中原 那 ...
自由詩
17+*
09-12-3
防波堤の風
-
中原 那 ...
携帯写真+ ...
12*
09-12-1
償い
-
中原 那 ...
自由詩
6*
09-11-15
50:50
-
中原 那 ...
自由詩
8
09-10-21
積木崩し
-
中原 那 ...
自由詩
9*
09-10-2
慢性夢疾患
-
中原 那 ...
自由詩
7*
09-10-1
ジグソーパズル
-
中原 那 ...
自由詩
6*
09-9-9
可愛らしい二人
-
中原 那 ...
自由詩
5*
09-9-6
不器用風に吹かれて
-
中原 那 ...
自由詩
3*
09-8-30
いつかの落書き
-
中原 那 ...
自由詩
2*
09-8-21
蛍
-
中原 那 ...
自由詩
8
09-6-16
初恋と再開した瞬間
-
中原 那 ...
自由詩
7
09-5-19
史上最低最弱の讃歌
-
中原 那 ...
自由詩
2
09-4-20
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