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編者は泉鏡花文学賞受賞者で、童話や詩も書くマルチ作家の寮美千子さん。そして掲載されている詩の作者は当然ながら実名を避けて、標題にある通り少年刑務所の〈受刑者〉となっています。
なぜ、この詩集 ....
ひとつひとつその差異を指摘して、歴史の最後尾でゆっくりと歪に矮小化されて固着しかかっている流動体を、これは異質なものであると拒絶し、分離し、絶縁状態にしてしまい、消尽する方向に彎曲させる側の勢力に手 ....
これは小説とだれかが言えば小説になり、これは詩だと言えば詩になるなどと戯けたことが通用したのでは裏社会の論理と同じではないか。唯一神の御託宣じゃあるまいし、そんな無名性の内にあるだれかの主観だけで、 ....
前号の「どんな本読んだ?」に、わたしは辻征夫の『貨物船句集』をとりあげ、詩のフィールド・ワークの領域拡大に寄与する俳句表現という捉え方で一文を書いた。しかし、辻征夫の試論という視点で書く時、その延長 ....
富永太郎という詩人を知ったのは、わたしが詩を書き始め、相前後して中原中也を知った時期とパラレルな関係にある。実際、中也がその生地に記念館ができるほど人口に膾炙されることがなかったなら富永は、おそらく ....
猫のようなKといると
ぼくの言葉の文脈は乱れふあんな小波が打ちよせてきて
とても平叙文ではいられなかった
煎じつめれば
煎じつめなくても
Kは妻で
Kは猫だっ ....
ゆうべはねむれないまま舟を漕いだ
ねむれないまま舟を操り蘆を払って湖沼をすすんだ
朦朧とねむれないままもとの舟着場にもどる
と、先がみえない霧のなかを漂流していたことがわ ....
相田 九龍さんの石川敬大さんおすすめリスト
(7)
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【批評祭参加作品】空が青いから白をえらんだのです_奈良少年刑 ...
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石川敬大
散文(批評 ...
8*
11-3-7
【批評祭参加作品】主観という自家薬籠中の物
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石川敬大
散文(批評 ...
3*
11-3-6
【批評祭参加作品】詩と小説の境目「とげ抜き」について
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石川敬大
散文(批評 ...
6*
11-3-6
【批評祭参加作品】遊びごころという本気_ー辻征夫試論ー
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石川敬大
散文(批評 ...
5*
11-3-5
【批評祭参加作品】近代詩へのリンク_ー富永太郎試論ー
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石川敬大
散文(批評 ...
7*
11-3-5
横須賀の港でぼくは猫にうんざりしていた
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石川敬大
自由詩
17*
11-2-19
舟を漕ぎおわって陸地にたつと
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石川敬大
自由詩
18*
11-2-11
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