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昨日の上に
淡々と
今日を敷き詰めていく
清々しさ

今日の上に
黙々と
明日を積み上げようとする
凛々しさ

ただ
目指すことだけを
目指す

雑り気のない
まっつぐな力に
憧れてしまう
三角耳を
クルルと回して
素知らぬ顔

肉球で
ソロロと歩んで
知らぬ間に

高い所から睨んで
狭い所に詰まって
暗い所を走って
温い所で蕩ける

甘えたい時にだけ
フワワと膝の上

嫌な事すべてに ....
花と線香と手桶を持って
目印に辿り着き
うろ覚えの作法で
てのひらを合わせながら

ついでに
貴方達のことを少し想った

そうだよ
罰当たりな僕は相変わらず
此岸のモラトリアムを
見苦しく這いずり回 ....
軽い足取り
幼い照り返し
蹴飛ばしながら

進む

シャツの袖まくり
緑のさざなみ
産毛を立てながら

泳ぐ

弾む呼吸
迷走神経の舗道
気取りながら

急ぐ

 ....
見分けのつかない昨日と今日の間に
安物の叫びをはさんで
思いっきり口に押し込むのが
朝の儀式

律義なレタスと陽気なマスタードの間に
上品に叫びをはさんで
耳まで残さずに食べるのが
 ....
一針
また一針
言葉の
日向と日陰を
縫い合わせる

一針
また一針
自分の
頂点と底辺を
縫い合わせる

ときどき痛くて
たびたびくすぐったくて
ちょくちょく嘘で
 ....
柔らかな光の筆先で
なぞられた街並は
おぼつかない輪郭から
あどけなくはみ出す
水彩絵具の色合い

目の前を行き交う人々の
心なしか和らいだ眼差しは
古いアルバムの内側で
セピア ....
淡淡と靴を鳴らして
いつもの裏通りを歩く
何も企てず何も自慢せず
ゆっくりと風景を進める

淡淡とキーを叩いて
いつもの物思いに辿り着く
答えを出さず確信を持とうとせず
おずおずと ....
人当たりの良い夜風に浮かれて
ゆうらり裏道をそぞろ歩く
コンクリートの余白から湧き上がる
若すぎる命のにおいに
甘い吐き気をもよおしながらも
どこにも辿り着けない足取りで
高層ビルを迂 ....
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