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窓の内側で腰掛けている
表面張力が健気に見える雨の夕方
君に意味もなく電話をかけようかどうか迷う時と似ている
零れそうに張り詰めたコップと水の縁を
楊枝の先でつつく
君の声を聞いても
格別　.... ゴミ捨て場に長葱が二本捨ててあった
外灯に照らされて
白くきらきら輝いていた
私は、あっ、と思い
見つめながら通りすぎた
玄関の前でもう一度振り返った
葱は白く輝いていた


家に帰　....

中原 那由多さんのなきさんおすすめリスト（2）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ぷるぷる	- なき	自由詩	3*	10-3-6
葱(二本)	- なき	自由詩	2*	10-2-20

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