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この十字路は侵されない
土を敷き詰めた箱庭
べろを食みながら、本を読む
スミレを植えて、季節を待つ

栞を挟んで、雨を待つ
町が沈むたびに誰か来るから
スミレは枯れていく
叫ぶ人を庭に ....
鎖骨のくぼみにわずかに溜まる
水を求めて鳥が来る

町が沈む
のを、眺めていた
ついばまれながら

むき出しの乳房には、どの子も手を触れなかった

割れたくちばし
こわばった翼
 ....
中原 那由多さんのしゅうさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
交差点には白い箱- しゅう自由詩209-10-13
鉄塔にて- しゅう自由詩309-10-10

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