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青ざめた薔薇の横貌
月を相手にパントマイムするアルルカン
時計塔の溜息
幾重にも自己複製する記憶
仄昏いカルテ
見えない翼の天使
森の浮遊
虚空を音もなく走る硝子の列車
白い小鳥が描か ....
桜の花が咲く 花が散る
花の影がわたしを斑に染める

晴れた空はうつろに息づいている
わたしにきららかな憂愁が降る

胸のうちをほの白い人の列がゆく
半透明に やや蒼ざめた横貌を見せて
 ....
皮膜を張った空に
午後の白い陽は遠く
道は続き

かつてこの道沿いには
古い単線の線路があり
そしてこの季節になると
線路のこちらには菫が幾むれか
線路のむこうには菜の花がたくさん
 ....
中原 那由多さんの塔野夏子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
優雅なる憂鬱- 塔野夏子自由詩7*10-5-5
桜_時- 塔野夏子自由詩5*10-3-29
空の皮膜- 塔野夏子自由詩10*09-4-5

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