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百合の木の茂る蔭
煤けた石畳で
黄緑色した小さな毛虫に
小型のキイロスズメバチがのしかかっている
目に飛び込んできた
両者のカラダの彩は暗がりから浮き上がって
もだえる毛 ....
六月の寒い日が
まやかしの告白の手紙を読んだ様に
そくそくと背筋に迫る
化粧水の冷たさが掌に残り
それすら重い
黒いオルフェにとりつかれて
ピーナツをかじりなが ....
中原 那由多さんのリリーさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の月【改訂】
-
リリー
自由詩
10*
24-6-15
紅い花
-
リリー
自由詩
6*
24-6-14
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