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―――仮定1
詩はながくなればなるほど
自己弁護になって
だから失恋や絶望や
怒りや哀しみを表現するのにむいてない

―――仮定2
詩はことばのつらなりで
人はことばによって生きている ....
バスドラムを踏みすぎて
ブラッドベリィはくたびれた

チャーリー・パーカーが着くころには
心は真白い駅舎の中

誰も悲しい夢を見ない
あるひところの黄金時代を

取り戻そうと音楽は
 ....
風を凌ごうと咄嗟に
破り捨てた五線譜でビバークする
知っているよ
その風の強さを
その風の冷たさを

君の涙が乾いていく

音楽の軽さ ゆるやかに
流れるように声を重ねて
君の痛み ....
真昼に背伸びする
僕達の忘れ物が
緑のてのひらを
ひらひらと泳がせて

人の歩く畦の
少しぬかるんだ日陰で
ころりころりと耳そばだてて
笑っているよ 楽しそうに

もうすぐ旅立つ時 ....
聴覚はナイフ
触覚は靴べらのように
点描の世界は途方もなく
広い音楽の塊に変わる

そこでは生半可な
ユマニスムが幅を利かせることなく
電話もメッセージ
横断歩道の音楽もメッセージ
 ....
息が出来ないくらい
きつく抱きしめていて
そういえば君に言い忘れてたことがある

たくさんの曲がり角
いくつもの選択肢
どうしてここまで
君なしでやってこれたのか

一度しかいわない ....
君が知らないうちに
きれいになったと
思ったのは秋の日で

僕らはほかの誰かの
バースデーに引きずられただけ

遠い世界の争いのように
僕らは憂鬱を抱いていた

話は知らないうちに ....
三之森寛容さんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
里標- 瀬崎 虎 ...自由詩109-5-5
五月の音楽- 瀬崎 虎 ...自由詩1*09-5-3
春の音- 瀬崎 虎 ...自由詩809-4-27
さようなら_さようなら- 瀬崎 虎 ...自由詩709-4-12
言葉ひとつで- 瀬崎 虎 ...自由詩309-3-29
やさしい恋人へ、僕から- 瀬崎 虎 ...自由詩1*09-3-27
バースデー- 瀬崎 虎 ...自由詩3*09-3-25

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