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すべてはこのバスの中で完結している
ふとそんな言葉が頭を横切る
雨はもうじきあがるだろう
そうして所在無さげに
手すりの傘だけが残るのだろう

老人は窓と小説を交互に眺める
後ろのどこか ....
夢の重さは儚く溶け出し
小さな海を造る
その小さな海で泳ぐ僕は
熱帯魚にはなれ無いから
空ばかりを見ていた
空は明るく
ゆっくりと雲が泳ぐ

僕はいっそうの事
この海になって仕舞いた ....
三之森寛容さんのプル式さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「雨から延びる曲線」- プル式自由詩16*09-5-8
僕は遠くの空を見ていた- プル式自由詩5*06-12-27

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