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空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた
オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ....
言葉を忘れた
声に 振り向いた
心から阻むようにして
警備員は 横を通りすぎる 立っていた
イヤホンをつけずに耳を外していった
帰り道を歩いていく きいている
数羽のカモメを 閉じてい ....
空路でやってきた体は疲れ果てていた
予約していたホテルは見つからず
青い夜が頭上を覆い尽くしていた
南フランスの深夜
回りにはいくつものホテル
僕は歩かなければなかった
しかし水もなく ....
僕は流れに身をぼんやり寄せた
ああ地中海の風を受けた
僕は
ここで
フランスの色々な国々を歩きたい
歴史のことを考える
*
ぼんやりと夜の青色に
ナポレオンが侵略した
白 ....
夏ははじめさせられた
君のカルキはカビていて
水色の何かに触れずにいたい
友達が虫かごへ捨てなかった
ジメジメせずに獲物は死んでいて
君は楽しくないプールで
夏の僕はアスファルトの中で ....
犬を探しては歩き回る僕だが
誰にも何ひとつ見つからずにくたびれて
コーラを飲んだ心に冷やす
そんなことだけ胸の内にこびりつき眠くなる
自転車で河原へ走った
風もきつく向こうに落ちそうにな ....