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ひとの悲しみは
心と身体で感じて
はじめて分かるものだ
あたまで理解しても
思えているかは分からない
ひとの悲しみを聞いても
いいことを言わないようにしている
....
だきしめる
骨ごとだきしめる
フルパワーが続くまで
たましいがふれあっている
鈴のねがきこえる
宇宙からきこえている
じかんのまえで
ぼくらは迷える子羊だ
....
高台から海を眺めていると
海がとまっているように見えた
青い革の精緻な模様が
いっさいの動きをとめている
夏光のちからが
今日はすこし遠くに感じられた
陽射しがほどけはじめている
....
よく精神年齢をきかれたりすると
そんなシチュエーションなんて
スナックくらいにしかないのだが
中二の秋かなあ、なんて答えている
それは女の子に受けたりする
でも、四十にも ....
宇宙は溌剌としていた
滴るような蝉の声が宇宙に降っていた
病院ですれちがう人々はどんな人も
それぞれの生や死をしのばせていた
ぼくはそれに無関心を装いながらエレベータを探していた
ぼ ....
僕はたくさんのひとを巻き込みすぎている
それでみんなを
幸福にしているのならいいのだが
ついて来れないひともたくさんいた
僕は反省もするし、確信もするし、
でもさいごには ....
雲海に月昇る
月はまるで僕等のようだ
月光が僕等に平等に降って
くまなくを満たしていた
僕等はキスを試みたけれど
太陽の下でも出来たこと
雲海に月昇る
月光が ....
ガストで
ましろいA3のコピー用紙に
ボールペンで
いままで実行してきた戦略を書き連ねていた
そうやって戦略を練り直していた
斜めまえのテーブルで
四人の若者たちがくだらなかった
三 ....
デンジャラスをとにかく聴きまくっていた
スリラーにもバッドにもない突き詰め感に圧倒されていた
硬くてぶっ太い乾いたサウンドを休みの日にはフルボリュームでかけていた
ひとりの女はそれをいやがっ ....
中学は十時半消灯で
どきどきしながらラジオを聴いた
ラジオは抜き打ちでよく没収された
そのたび新しいのを買った
イヤホンからもれるのが怖くて
布団をかぶった、秋だった
瀬崎 虎彦さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト
(70)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
流儀
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吉岡ペペ ...
自由詩
7
09-8-24
えきをはしる
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吉岡ペペ ...
自由詩
9
09-8-19
夏の爆弾/秋の煙
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吉岡ペペ ...
自由詩
5
09-8-17
中二の秋
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吉岡ペペ ...
自由詩
5
09-8-15
溌剌とした宇宙
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吉岡ペペ ...
自由詩
13
09-8-12
このひとを見よ
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吉岡ペペ ...
自由詩
9
09-8-5
雲海に月昇る
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
09-7-22
ストラテジィ、ガストで
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吉岡ペペ ...
自由詩
10
09-7-1
さよならスーパースター
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吉岡ペペ ...
自由詩
4
09-6-27
ラジオ・デイズ
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吉岡ペペ ...
自由詩
5
09-5-6
1
2
3
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