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悩めることは幸福である。
悩む為には最低3つの条件がいる。
一つは時間。
悩む為に与えられた長い時間。
そして二つ目は場所。
自分の世界に入り周りが見えなくなっても
誰から ....
雑踏の片隅で
貴方の声が聴こえたような気がしたので
その声のする方へ歩いてゆきました。
そうしたら
其処には貴方の笑顔が在って
とても安心したので
私は其処に留まることにしまし ....
女の子の
おしゃべりは
永遠に続くよ
話題はいつも
好きな人のこと
アタシのなかに
阿呆の子が
住まわれる。
力のはいらん
気のぬけた
阿呆の子。
口は 半開き、
足は はだしで、
パンツもはかない
阿呆の子。
嫌いって何?
むかつくって何?
そんな気持ちいつからあったんだろう・・・
花びらを口に
それだけでなんとなく
ね
特に赤い薔薇の
シルクのようなさわり心地の
それとも華やかではなく清純かしら
春めいたチューリップの
モグラに勝てるくらいのすずら ....
私はあなたが分からない。
一番近くにいるはずなのに
何を考えているか分からない。
だから、遠くから見つめてみた
あえてあなたから離れてみた
けれど
真実は見えてこなかっ ....
まだ生きているのに
上にあるのは冷たい土ばかり
そんな私の運命を
悲しんでくれる者はない
指先の冷たさは
声なき罪の思い出
生きているとはいえない
今の私の存在は
むしろ
むなし ....
好きじゃないから 困ってしまう
嫌いじゃないから 困ってしまう
友達のままでいられたあの頃が
ちょっと前のことなのに
とても懐かしくて…
儚き人間
何も持たずに生まれ
何も知らずに死んでゆく
何が哀しくて旅立つのか
花の雨の中を
瞳を閉じて歩きゆく
想いの矢のさきっちょに
クレヨンでらくがきした
君の似がお絵くくりつけて
びゅ→んって とばすよ
矢のとおり道にできた
クレヨンの虹
君に届け!びゅ→んっ!
大きな羽の中で
何も考えず
ただ眠りたい
愛しい匂いに包まれて
時を過ごしたい
そばに
ただそばに
それだけでうれし涙を流すほどに
コーラの泡
思いのほか痛くて
もう一口
軽音楽
骨の折れる音は案外
ポップスじみてたよ
人はみな
いい人なのに
どうしてか
集まると
悪くなってしまうことがある
願わくば
世の中の人々に
月がいつでもあるように
優しさが
いつでもあるように
ふと
襲ってくる
悲しみは
水底のように
穏やかで
疾風のように
激しくて
でも
この命は
守ってく
どうか
ひとすじの勇気を
私に
空から
ぽろぽろ
ぽろぽろ
きっと神さまが
天国で
消しゴムかけてるんだ
Going my way
わが道を行け
夢見た道を
ひたすらに進む
独りの迷子
行き止まりも
一方通行も
色々ある道を
立ち止まりはするが
ゆっくりにもなるが
それ ....
からころと音のする
そんな欠片が散らばっていて
拾い上げると色とりどり
思い思いに光を反射している
広い砂浜
両手を広げても足りない
誰もいない静けさは
ただ波音を響かせる
....
にゃんでか知らにゃいけど
「にゃににゅにぇにょ」
が言えにゃくて、全部
「にゃににゅにぇにょ」
ににゃる
日常生活に支障はにゃいもにょにょ
こにょままでは
僕が僕でなくなってしまう
....
彼女と喧嘩して
いい加減にしろ
と怒鳴るつもりが
いい加減にすれ
と言ってしまった
こらえたがやっぱだめで
吹き出してしまった僕の
少し後に吹き出した君
ふたりで涙を流して ....
砂の上
ふたり膝を抱えて
手のひらから
無数の砂粒をこぼしながら
波の音を数えた
星屑を散りばめた
朝の海をあげるよ
あの瞬間は
二度ととりもどせない
ため息 ....
遠くで呼ぶ声がする
ボクを呼ぶ
微かな声がする
高校の
クラブハウスの二階から
身を乗り出して手を伸ばす
何度も落ちそうになったけど
声のする方へ届かせたくて
この手で掴み取りたくて
....
薄曇の中途半端な昼下がりです
どうにかなるとつぶやいたあなたと
なんとかなると空を仰いだ僕と
いかがお過しでしょう
青混じりの雲は風に流れて
それでも僕等の真上です
少しずつ足 ....
風が歩いていきます
夏の薫りを身にまとい
森の上を歩いていきます
風が歩いていきます
雨の匂いをひきつれて
海の上を歩いていきます
時に涙をかわかし
時に私の敵として
時に私の ....
今日の空は
雲ひとつない晴天
なのに
世界の人の中には
暗い影を心に持つ人がいて
せっかくの
満開に咲いた桜の木にも
吹きつける春のそよ風にも
目をくれずに佇んでいる
もったいないよ ....
空の向こう
星が瞬いている
星が輝く
夜空の向こうには
何があるのだろう
『愛してる』
なんて言葉は
陳腐すぎて笑えてくるけど
なんだかとっても安心する
眠れない夜に
....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね
見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
会いたい人に会えず
好きな人に好かれず
気違いだから居場所がないこと
気違いだから居場所があることの 勘定が出来ず
子供が転んだら すぐ泣くのをよく理解し
すぐ母親に 抱かれることを ....
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく
春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
「羽の無い天使」
高架下に羽の無い天使が立っていた。
そこで住んでいる風だった。
羽の無い天使
と目が合うと
―わたしは人間です―
とわざわざ言った
のがチャンチ ....
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