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   くたびれてしまったコップが
   くたびれてしまった自分に
   ごくごく水を流している
   水道の蛇口が爆発するくらい
   くたびれているのだ
   ごくごく水を飲んでい ....
  母はぼくを背負って
  毎日踏み切りを渡った
  栄耀失調だったぼくは
  医者に通っていたのだ
  記憶は曖昧だが
  ぼくたち母子は貧しかった
  ある医者は
  『下痢をするの ....
 

   花と龍
   盲目の詩人が語る叙事詩
   わたくしが保護されている
   広場
   噴水と鳩
   駅舎に車両はない
   上野駅とローマ駅では
   蒸気機関車の匂 ....
  
   ザリガニを取りに行った
   長靴に物体もって。

   電車に乗るのだ、
   二駅。

   駅から田んぼが広がる。ぼくたちはきそって
   小川に入る準備をはじめる。 ....
なんだか
なんでもほっぽらかして
なんだかなんでもいいような
なんのこだわりもないような
ぽつねんとしてしまちゃうような
午後はないか
うとうとねむたくて
ダイソーの105円のし ....
  


  シダ類のしげみのなかに
  あなたは隠れている
  シダ類が好きなあなた
  世界に約一万種類もあるという
  シダ類しげみのなかにいて
  あなたはとても幸せそうだ
 ....
角田寿星さんの天野茂典さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
草間弥生なら分かってくれるだろうか- 天野茂典未詩・独白305-2-24
子供たちに母の背中を- 天野茂典未詩・独白1005-2-13
水深0mの歌- 天野茂典未詩・独白505-2-3
菜の花も見ないで- 天野茂典未詩・独白104-12-18
午後のこーひーのんでみる- 天野茂典自由詩404-11-20
シダ類の女- 天野茂典未詩・独白304-11-20

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