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むしっても
むしっても
手のひらから花が現われる
涙の音を聴く
破られ
重ねられた紙が
光に波打つ音を聴く
灰青と灰緑に冬をひろげて
いとなみの空ははじまった
....
ゆっくりと確かめる指のひとから
手わたされる言葉のような
雪の散る道をすぎるひとから
聞こえてくる色のような
朝の水平線に消えかけながら
まわりつづける季節のような
寄せては返す ....
角田寿星さんの木立 悟さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(花の季)
-
木立 悟
自由詩
2
04-9-16
波
-
木立 悟
自由詩
4
04-3-27
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