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らんぷの灯の下で
古書を開く深夜のひと時 

遠い過去から 
著者のたましいが 
私にそっと、語りかける。 

いのちの宿る一行に 
無心で引いてゆく線は 
宇宙を貫く、流星です 
 ....
「コシヒカリ」の袋を抱え 
{ルビ米櫃=こめびつ}の入口へ、ざああああ 
と無数の米粒を流しこむ 

その音を聞いてるうちに 
無数の米粒の一つ一つに 
無数の顔が浮かび上がり 
ふたつ ....
風呂上がりの 
弱りきった小さいお婆さんの体を 
気の早いOさんがタオルで拭き 
気の付くMさんが傾きを支え 
気の穏かなIさんが、パンツを穿かせている。 

日頃ああでもないこうでもない ....
TASKEさんの服部 剛さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
らんぷの灯の下で_ー深夜の読書ー_- 服部 剛自由詩609-10-10
米を、入れる。_- 服部 剛自由詩4*09-9-22
私は、見た。_- 服部 剛自由詩6*09-8-22

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